リバイブ版、多角形ツノクロノ。シチズン初の本格クロノグラフが令和に復活

シティポップにクリームソーダ、使い捨てカメラなどなど若い世代を中心に再加熱している昭和レトロ。懐かしの名品が次々リバイバルされる中、1970年代を代表するシチズンのタイムピースが現代的な再解釈のもとで復活です。

シチズンコレクション・レコードレーベルにて10月4日より発売されるのは、同社初の本格クロノグラフ機能付き腕時計として1970年代に発売された「チャレンジタイマー」復刻モデル(2万8600円)。

▲「AN3700-62A」

ケース上部にプッシュボタンを備えたルックスから“ツノクロノ”の愛称で親しまれてきたモデルの角形バリエーションが数量限定で登場。BEAMS、BEAUTY&YOUTHほか著名セレクトショップよりリリースされる別注モデルと合わせて一挙紹介します。

▲1973年発売の「チャレンジタイマー」

まず「チャレンジタイマー」とは、1973年にシチズンより発売されたハートカム方式の瞬間帰零機構を装備した機械式自動巻クロノグラフ。シチズンは1967年に簡易方式のクロノグラフを搭載したモデルを発表していますが、本格的な計測機能を備えた腕時計としてはこの「チャレンジタイマー」が初となるもの。

3つのインダイヤルが並んだルックスはいわゆる“三つ目クロノ”に見えますが、6時位置にあるのは実はデイデイト表示で、クロノグラフは9時位置におかれた12時間計、3時位置におかれた30分計の2つのみ。パンダデザインのキュートなダイヤルと、ケース上部に並んだプッシュボタンが強烈な個性を放つこのモデルは国内では“ツノクロノ”、海外では“ミッキー”または“ブルヘッド(雄牛の頭)”の愛称で呼ばれるなど、大いに人気を博しました。

【次ページ】別注モデルも含め、豊富なラインアップが嬉しい

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