「Xperia X Compact」は、日本ではドコモだけが取り扱うモデルで、4.6インチ画面で持ちやすいサイズ感が魅力。CPUや通信速度のスペックは「Xperia XZ」より若干落ちますが、カメラや音楽の性能は同等。陶器のような質感も人気を集めそうです。
「AQUOS EVER」は、使いやすさ重視のミドルレンジモデル。省電力に優れたIGZOディスプレイを採用し、防水・防塵で、指紋センサーも搭載。前モデルと同様に、実質負担金はかなりお手頃(2万円台)になりそうです。
「arrows NX」は、富士通製のフラッグシップモデル。従来からのタフネス性能をさらに強化し、1.5mからコンクリートの地面に落下させても画面が割れたり、故障したりしない耐衝撃性を実現しています。5.5インチのフルHDディスプレイ、2300万画素のカメラを搭載するなど、機能面も万全。オンキヨーの監修により、音質を向上させたこともセールスポイントとしています。
Disney Mobile on docomoの最新モデルのテーマは「水の世界」。画面の一部が見える窓付きのオリジナルカバーにはスワロフスキークリスタルをあしらい、多彩なオリジナルコンテンツも収録されています。ここには詳しく書けませんが、使った人だけが楽しめるサプライズ機能も盛り込まれています。
「らくらくスマートフォン4」は、開発途中とのことで、操作できないモックが展示されていました。新モデルの特徴は、Google Playに対応したこと。使いたいアプリをインストールできるので、従来のシニア層だけでなく、使い勝手を重視するミドルエイジも選択肢に加えられる端末になるのではないかと。また、カメラが1310万画素になり、VoLTE(+HD)に対応するなど、ベーシックな機能も強化されています。
質疑応答の時間には、発火問題で製造中止となった「GALAXY Note 7」に関する質問も出ました。
吉澤社長いわく、当初は、今回のラインナップに加えるべく準備を進めていたそうですが、交換後の端末で再び事故があったことを受けて、販売の見送りを決定。同時に、サムスン側からも同様の申し出があったそうです。
フラッグシップの一角がなくなり、とくに大画面を求めていた人には寂しいかもしれませんが、それでも8機種ものラインナップを用意したドコモ。ドローンを使った新サービスの実証実験も始めるそうです。やる気が伝わる発表会でした。
NTTドコモ >> https://www.nttdocomo.co.jp/
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(取材・文/村元正剛)
iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。