「AH-D7200」は、名機として名高い「AH-D7000」の後継機になります。
ドライバーは大口径50mmのフリーエッジ・ナノファイバー・ドライバーを搭載。振動板の外周に柔軟なエッジを備えることにより、振動板全体を変形させることなく平行に動かせるので、歪みの少ないサウンドと量感豊かな低音再生を実現しています。振動板は軽量で高い剛性を持ち、適度な内部損失を理想的なバランスで備えるナノファイバーを使用しています。
ハウジングは木目も美しい天然のアメリカン・ウォールナット材を使用しています。ただデザイン性がいいからというわけではありません。耐久性はもちろん、音質に影響を与える不要な振動を抑え、クリアで緻密なサウンドを楽しめるように、試作と解析、試聴を繰り返し、形状、厚み、仕上げに至るまで入念なチューニングが施されたモノなのです。
ケーブルは左右両出しの3.5mmモノラルミニプラグ。導体は音楽信号の純度を保ちながらヘッドホンに伝える7N OFC(99.99999% 無酸素銅)を使用。タッチノイズを低減し、断線を防ぐ巻きを施しています。プラグ部は削り出しのアルミスリーブで耐久性を向上させています。
ハンガー部は、軽量で堅牢なアルミダイキャスト製。目盛りと明確なクリック感のあるアジャスターでサイズ調整もラクラクです。ヘッドバンドの外側には天然シープスキンを使用することで、手触りや耐久性、外観の美しさを実現。さらに内側は、人工皮革で耐久性を確保しています。
イヤーパッドは独自開発の人工皮革を三次元縫製仕上げ。側圧を最適化する形状記憶フォームを合わせて使用することにより、頭部のカーブにフィット。一般的な人工皮革の約2倍の耐久性を備えつつ、ストレスのない装着感と気密性を実現しました。
現代のヘッドホンアンプやハイレゾ音源を最大限に表現できるよう、ネジ一本まで設計し直した、まさに次世代のフラッグシップモデルとも言える「AH-D7200」。予想実勢価格は10万円前後。発売が待ち遠しいですね!
DENON「AH-D7200」>>
http://www.denon.jp/jp/product/headphones/classicoveronear/ahd7200
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(文/&GP編集部)
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