ホットピンクにも注目! 縦折りスマホの最高峰「motorola razr 50 ultra」

■50メガピクセルのデュアルカメラを搭載

メインカメラは広角(5000万画素/F値1.7)+望遠(5000万画素/F値2.0)の2眼。前モデルのrazr 40 ultraはメイン(約1200万画素)+超広角(約1300万画素)で、下位モデルのrazr 50はメイン(約5000万画素)+超広角(約1300万画素)なので、カメラは大きな優位性を持っていると言えるでしょう。なお、内側カメラも約3200万画素とハイスペックなので、高画質でビデオ通話を利用できます。

▲閉じたままでカメラを起動して、自撮りすることも

▲「ラップトップ」スタイルでカメラを起動すると、上にプレビュー、下に操作パネルが表示される

▲小型のビデオカメラのように片手で持って撮影できる「カムコーダーモード」も便利

カメラのAI機能も下位モデルとは差があります。razr 50に搭載された「適応型手ブレ補正」に加えて、「アクションショット」「自動フォーカストラッキング」「長時間露光モード」を追加。AIによる画像の最適化機能も強化されているます。望遠カメラでは光学2倍ズームで撮影でき、デジタルズームを組み合わせて最大30倍で撮影できますが、ズームによる劣化を抑えて、高画質で撮影できることも利点。

▲高性能プロセッサーの搭載によってAI機能が進化

 

■モトローラ独自のAI機能も搭載

カメラ以外にもAIを用いた機能が搭載されています。例えば、自分が着ている服などを撮影すると、その服に合う壁紙が生成される「スタイルシンク」を搭載。さらに、テキストで指定したイメージの画像が生成される「マジックキャンバス」という機能も搭載。ただし、公式に対応している言語は英語、スペイン語、ポルトガル語だけ。日本語でも利用できますが、正しく認識されない日本語もあるようです。

▲画像の生成AI機能「マジックキャンバス」も搭載

Googleの生成AI「Gemini」アプリもプリインストールされています。閉じたまま電源ボタンの長押しで起動可能。開いた状態では、画面に表示されているものを囲って検索する機能も利用できます。

 

■ハイエンド仕様で、電池持ちにも不安なし

razr 50 ultraが気になる人は、すでに発売されているrazr 50と比べて選ぶことになるでしょうが、razr 50 ultraの決定的なアドバンテージとなるのがパフォーマンスです。

プロセッサーには、ハイエンド向けのSnapdragon 8s Gen 3を搭載し、
RAMは12GBで、ROMは512GB(ソフトバンク向けは256GB)という構成。どんなアプリでもサクサクと操作でき、ゲームも快適にプレイできることを期待できます。新たに追加されたAI機能も、Snapdragon 8s Gen 3によって実現しています。

バッテリー容量は4000mAhで、45Wの急速充電にも対応。充電器も同梱されています。15Wのワイヤレス充電にも対応しています。

▲電池は1日は余裕で持ちそうで、充電もスピーディに行える

なお、前モデルのrazr 40 ultraはおサイフケータイに対応していませんでしたが、razr 50 ultraはしっかり対応。IPX8の防水性能も備え、“ほぼ全部入り” と呼べる完成度です。“ほぼ” としたのは、microSDに対応していないからで、ほとんどの人は不便を感じることはないはずです。

 

■IIJmio限定のホットピンクに注目!

カラバリはミッドナイトブルーとホットピンクの2色。背面パネルはヴィーガンレザー仕上げで、どちらも高級感がありました。

いち早く実機に触れた筆者が惹かれたのはホットピンク。ガラケー時代に世界的なヒットを記録した「MOTORAZR」でも人気を集めた色で、ビビットで、女性だけでなく男性でもカッコいいと思うこと請け合い。普段ファッションアイテムとしてピンクを取り入れている人には、ぜひ実機を見ていただきたいのですが、ホットピンクはIIJmio限定カラーで数量限定。つまりオンライン販売のみ。早めの決断が必要になりそうです。

▲ミッドナイトブルーは、黒に近い紺色と印象。手触り感が異なるツートーンのデザインになっている

▲ホットピンクは目立ち度が抜群

>> モトローラ「motorola razr 50 ultra」

<取材・文/村元正剛(ゴーズ)

村元正剛|iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。

 

 

 

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