これでいい。むしろこれがいい。深澤直人氏監修「デジタル時計」の潔さに思わず納得

時刻を数字で表示し、ひと目で時間がわかるデジタル時計。ですが、最近では時刻に加えて、日時や曜日、天気、温度、湿度などなどさまざまな表示がプラスされていることも多く、肝心の時間が見にくかったり、操作が面倒だったり…なんてことも。便利な機能をどんどん足していくと、結局は不便になってしまうということは往々にしてあるものです。

それなら、究極にシンプルなデジタル時計をつくろう!ということで誕生したのが、12月6日発売の「セイコースタンダード」シリーズ「SQ820K/W」(1万3200円)と「SQ821K/W」(1万9800円)。プロダクトデザイナーの深澤直人氏監修のもと、「時刻の視認性」にこだわってフォントからデザインし、時・分だけの時刻表示にするなど、不要なものを潔く取り払ったプロダクトです。

世界70社以上のブランドのデザインやコンサルティングを手がけ、国内外で活躍するプロダクトデザイナーの深澤直人氏が、まず手を付けたのは「フォントのデザイン」。時刻が見やすいフォントづくりからスタートし、最後に枠をデザインするという、通常とは逆のプロセスを経てつくるというこだわりぶりです。

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