完全ワイヤレスイヤホンは有線イヤホンと違って、コンパクトな筐体の中にアンテナやバッテリー、電子基板など数々の部品が詰め込まれているため、アコースティックなところで音質を調整しづらく、低音や高音を強調した派手な音になってしまいがち。また、防水性も求められるため、内部の圧力を最適化するベント（通気孔）を設けるのが難しく、よりシビアな音作りが求められます。
その中で、“有線（E3000）を超える完全ワイヤレスイヤホンを”という構想を基に2017年に誕生したのがfinalの「ZE3000」。このfinalが誇る音質特化のロングセラーモデルに、待望の後継機「ZE3000 SV」（1万2800円）が登場！ 音質がさらなる進化を遂げただけでなく、新たにノイキャン機能も搭載されました。
まず、大きく変わったのはドライバーで、前作の6mmから10mmへと大口径になった自社開発ドライバーの「f-Core SV（エフコア）」を新搭載。さらに、イヤホン内部の音響空間を利用したアコースティックな音質調整により、イコライザーの調整がなくても聴き応えがあり、自然な音質を実現しています。
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