ひとつは、アラウンドビューモニターをはじめとした運転支援が充実していて、助手席側のオートスライドドアを備えているところ。「V-01」は「ハイエース」の「DX」というグレードがベースなので、運転支援機能が限られていましたが、「V-02」は「キャラバン」の「プレミアムGX」グレードがベースなので、運転支援機能のほか内装も豪華です。また、走行中の静音性もこちらの方が優れているようです。
そして「V-02」の最大のメリットは、家庭用の電源コンセントを備えているところです。といっても、このコンセントは外部電源を繋いだときに使えるようになるもの。
ただ、ポータブル電源を接続しても使えるので、ベッド横で電源を使えるようになるのは大きなメリットでしょう。
シートやカーテンなどのカラーは好みに合わせて選ぶことも可能。価格は2000ccガソリンエンジンの2WDモデルが636万9000円〜、2400ccディーゼルターボエンジンの4WDモデルが727万1000円〜となっています。
■軽トラもカッコよくなる
ゴードンミラーではダイハツの軽トラック「ハイゼット」をベースとした「GMLWU T-01」というモデルも昨年から展開しています。コンセプトは「働くをカッコよく」。軽トラの便利さは知っている人も多いでしょうが、ルックスはカッコいいものではありません。それが、ゴードンミラーらしい丸目フェイスで一気にスタイリッシュに生まれ変わっています。
カラーもゴードンミラーのブランドカラーともいえるオリーブドラブ色が用意され、ほかにコヨーテ色も選べます。コンプリートカーは2WDモデルが220万5500円〜、4WDモデルが233万7500円〜ですが、既に「ハイゼット」を所有している人に向けて丸目フェイスにチャンジできる「GMLWU T-01 FACE KIT」も用意されているのがうれしいところ。キットの価格は30万8000円(+工賃)です。
専用のフロアマット(1万4800円)やアルミホイール(4万3120円)、荷台チッピング塗装(5万5000円)などのオプションも用意されていて、よりカッコよく軽トラをカスタムすることも可能。近年、軽トラのカスタムは海外でも人気が高まっているようですが、その第一歩として「T-01」やフェイスキットは注目です。
ほかにも、軽バンの「ハイゼットカーゴ」をベースとした「GMLVAN S-01」や、日産「NV200バネット」がベースの「GMLVAN C-01」など、オリジナル車両をラインナップしているゴードンミラー。スペース効率に優れた商用車をカッコよく乗りたい、キャンプやアウトドアに活用したいと考えている人たちは一度実車を見てみることをおすすめします。東京の蔵前にはショールームもありますよ。
<取材・文/増谷茂樹>
増谷茂樹|編集プロダクションやモノ系雑誌の編集部などを経て、フリーランスのライターに。クルマ、バイク、自転車など、タイヤの付いている乗り物が好物。専門的な情報をできるだけ分かりやすく書くことを信条に、さまざまな雑誌やWebメディアに寄稿している。
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