新技術 “フローティングリッド” により、鍋のデザインに丸みを出すことで、スムーズな対流を生み出すことに成功。フタと本体が合わさる精密加工面に、新たな構造を加えることで高火力時の吹きこぼれを最小限に防ぎ、蒸気の吹き出し方向もコントロール可能になりました。
フタ裏にもリング状の突起を加え、炊き上がり後のご飯のべちゃつきを抑え、鍋をそのまま食卓上でおひつのように使えるようにしています。
そして、この炊飯鍋用に開発されたのが、“ポットヒーター” です。
IH調理器の難点である、鍋の側面まで効率的に温められず鍋の中に激しい対流を起こしにくいという問題を、側面にアルミヒーターを設置し鍋を包み込むように加熱することで、直火のような理想的な対流を実現。さらに、断熱カバーが鍋の周りにあることで、外気の影響を受けず、直火よりも均一に加熱できる構造になっています。
炊飯はタッチパネルで米の種類や炊飯量などを選ぶだけ。一般的な炊飯器のように、タイマー予約もできます。
ただ一点、一般的な炊飯器と大きく違うのが、保温機能がないこと。これは保温用のフタをなくした方がご飯が美味しく炊けるということと、愛知ドビーが独自に行った「保温機能は必要だと思いますか?」という調査で、炊飯器で保温する人は全体の20%程度と少数派で、保温が絶対必要という声が35.4%であるためだといいます。
保温用のフタをなくすことで、ゴムパッキンやアルミやステンレスなどの付属部品がなくなり、メンテナンスが容易になり、衛生面でもメリットがあるとか。
また、このライスポットには調理モードもあり、中火(炒め・焼き付け)・弱火(無水調理)・極弱火(煮込み)と1度刻みで設定できる機能があり、従来のバーミキュラで行っていた調理がより手軽にできるようになっています。
セットにはフタを立てられる専用のリッドスタンド、専用のお米計量カップ、専用水計量カップのほか、ライスポットでできるレシピが100品目載った専用レシピブックもついています。
価格は7万9800円ですが、これでもぎりぎりまで安くした結果だそう。でも、同等の炊飯器に比べて調理もできる鍋機能もあるので、かなりお買い得では?
販売は2016年12月1日より、全国約14店舗の家電量販店・約11店舗の百貨店を予定。また発売に先立ち、2016年11月1日0時よりバーミキュラ公式オンラインショップで、先行予約を受け付けています。
>> バーミキュラ
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