安蔵:空気清浄機も一気に動きが出てきましたね。ダイソンは4月にスマホ連携可能な「Dyson Pure Cool Link」を発売しましたが、続いてスマホ対応を実現したファンヒーターの「Dyson Pure Hot+Cool Link」を発表しました。
奈津子:私はうかがえなかったのですが、ブルーエアもスマホと連携する新しい「Blueair Classic」を発表しましたね。
安蔵:私は以前タバコを吸っていたことやペットを飼っていたこともあって、もう15年以上前から空気清浄機を使っているのですが、空気清浄機を持っていない人が購入に踏み切れない理由として「本当にきれいになっているのかが分からない」というのがある気がするんですよね。
奈津子:分かります。ダイソンの発表会は、お医者さんや医療ジャーナリストの方がトークする形で、受動喫煙の危険性やカビによる過敏性肺炎の危険性などについて啓蒙されているという印象を受けました。私は非喫煙者ですが、受動喫煙による死亡者数が年間約1万5000人にも上るという数字を挙げられるとさすがに怖いですね。
ダイソンは単に大風量で吸い込むのではなく、空気の速度をコントロールすることで「PM0.1」(粒径0.1μmの微小粒子状物質)を約99.95%捕集できるというのを売りにしています。
安蔵:ダイソンは発表会の手法やマーケティングがなかなかうまいですよね。ブルーエアの方はシンプルな発表会だったんですけど、内蔵センサーとスマホアプリを組み合わせることで、「空気の見える化」を実現するというコンセプトは共通でした。
奈津子:ダイソンのアプリでは、部屋の中の空気がどれくらいきれいなのか汚れているのかが一目で分かるのを確認できました。時系列でどのように推移しているのかも分かります。高い金額を払っても、そこまで教えてくれるのなら満足度は高いのではないかと思います。
安蔵:ダイソンの場合は「空気清浄機」だけでなく、「ファンヒーター」としての機能も強く訴求していましたね。リモコンのボタン1つで狭い範囲に集中して温風を届ける「フォーカスモード」と、より広範囲に風を送る「ワイドモード」の切り替えができたりとか。
奈津子:私は子供の頃に母と姉2人、妹、祖母の“女性6人”で暮らしていた経験がありますし、大人になってからはアイドルグループ「SDN48」在籍時に常に女35人前後の団体行動をしていたから分かるんですけど、女性は温度変化に本っ当に敏感なんですよ。
安蔵:冷え性の人も多いですよね。
奈津子:もう敏感というか、「うるさい!!」って感じです(笑)。冷えは女性にとって大敵なので仕方ないんですけどね。男性の皆さん、これさえ買っておけば多分、奥さんや彼女は黙ると思いますよ。それだけ、風量にこだわりを持つ方は多いので。
安蔵:でも、お値段を聞いたら激怒する奥さんも多いかも(笑)。
奈津子:確かに、ブルーエアもそうですけど、結構お高いのが玉にきずですよね。
安蔵:まあでも、アプリで室内の空気の汚れ具合が分かるのは、出張が多い人や小さな子供がいる家庭には便利ですよね。それに、アプリでさまざまな地域の空気の汚れ具合も分かりますし。
奈津子:それは本当にそう思います。実際に私自身、現在出演しているTX『開運!なんでも鑑定団』で地方にロケに行くことも多いので、行き先の空気の状況を知ることができるのは便利に感じます。
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