ゴアテックスの進化形をザ・ノース・フェイスが採用。環境配慮と性能の“両立”に挑んだ一着とは

環境汚染が深刻な現代において、各企業も環境への負荷をできるだけ減らしたモノづくりに向けて取り組みを続けています。そんな中、海洋をプラスチック汚染から守るための取り組みを進めるBIONIC社とゴア社が協働したプロジェクトによって誕生したのが、リサイクル素材を表生地に使用した新しいGORE-TEXラミネート。

このGORE-TEXラミネートを日本のパートナーブランドとして初めて採用した、THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)の「マウンテンラウンダージャケット」(4万2900円)が発売されます。

リサイクルのためのインフラが整っていなかったコスタリカのコバノ地区では、プラスチック廃棄物の海への流入が問題となっていました。そんな事態を改善すべく、BIONIC社とゴアが協働してコスタリカの沿岸地域を支援し、ローカルな廃棄物管理システムを構築して雇用を創出。

そして、この取り組みによってコスタリカ沿岸地域で回収されたプラスチック廃棄物を50%、その他の自治体によって収集されたものを50%用いたポリエステル生地を表生地に使用したGORE-TEXラミネートが誕生しました。

優れた耐久防水性、防風性、透湿性を備えたラミネートは、厳しいGORE-TEXブランドの品質と耐久性基準をクリアしています。

【次ページ】GORE-TEXラミネートを挟み込んだ3層構造の生地で雨でも安心

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