「PALOMINO」ブランドの一つとしての再スタートしたブラックウィングは、書き味だけでなくそのデザイン性の高さから、2015年からはニューヨークのMoMAショップでも販売されている。復刻に際して、SOFT(4B程度)、FIRM(B程度)、BALANCE(2B程度)、EXTRA - FIRM(HB程度)と独自の硬さ表記もそのままというのも、深いこだわりが感じられる。
今回発売されたNEWコレクション「BLACKWING 344」(1ダース 4666円)は、写真家ドロシア・ラングのオマージュ。20世紀のドキュメンタリー写真史を語る上で、最も重要な写真家の一人にあげられる彼女が残した5000枚もの作品は、現在でもカリフォルニアのオークランド博物館に収蔵されている。
アメリカの大恐慌時代をとらえ、彼女の最も有名な作品となった「Migrant Mother」の発表から80周年を記念したモデルが、この「BLACKWING 344」だ。赤味を帯びた色合いは、彼女が写真を現像する暗室に置かれた「BLACKWING 602」をイメージしている。
試行錯誤を繰り返して生み出されたという特別な色合いの鉛筆は、デスクの上にディスプレイするだけでやる気を刺激されそうだ。
[関連記事]
ボタンを押すだけ!書いたメモを即スマホ保存できるデジタル文具
芯が折れないシャープペンが進化!消しゴムが自動で出てくるぞ!
(文/&GP編集部)
- 1
- 2