いまや家の中はモニターだらけ。スマホやタブレット、モバイルノートPCなど、手軽に手にして持ち歩けるものは多い。中にはTVチューナーが付いているものもあり、ある意味、どこでもテレビ視聴が可能な環境になっている。しかし、いざTV番組を見るとなると、やはりテレビをつけてしまう。なぜなら、ラクだから。電源をONにすればすぐに番組が映しだされ、チャンネルも地上波、BS、CS、CATVなど豊富。さすがにすべてを放送中に見ることは難しいが、レコーダーやテレビにつなげたHDD(ハードディスク)などに録りためておけば、好きなときに楽しめる。
しかしタブレットなどとは異なり、テレビを見るのは基本リビング。もしくは寝室や書斎などの小型のテレビになる。もちろん、ゆっくりひと息ついて、とできればいいが、そんな時間はなかなかない。キッチンで皿を洗いながら、お風呂で湯船に浸かりながら、そんな“ながら”視聴をできるのが、プライベート・ビエラ最大の利点なのだ。
それを可能にしているのが、チューナーとモニターを分離している仕組み。チューナーユニットをアンテナ線の近くに設置し、そこからWi-FiでTV番組を直接モニターに送信する。モニター部は地デジ視聴時最長で約3時間30分使用可能なバッテリーを内蔵(T5、Ｆ5シリーズ)しているので、アンテナ線も電源も気にせず、気軽に家じゅうどこにでもテレビを持ち歩ける。
ラインナップは大きく分けて3種類。
「T5」シリーズは、あらゆる便利機能を搭載したモデルだ。モニターは防水仕様で、チューナーユニットには500GのHDDを内蔵(USBで外付HDDも接続可)。画面サイズは10インチと15インチから選べる。チューナーは試聴用と録画用のふたつ用意され、裏番組録画が可能になっている。モニターはタッチパネルになっていて、Webブラウザも内蔵しているので、インターネットも楽しめる。さらにモニター部にはmicroSDカードスロットが装備され、microSDカードに番組を転送すれば、旅先などでも録画番組を見られる。
「E5」シリーズは、防水モニターに防水リモコンを付属したシンプル版。とにかく家の中で持ち歩いて、好きなところで普通のテレビ感覚で使いたいという人にはこちらだろう。チューナーユニットに外付HDDをつなげられるので、録画機能を付け足せるのもうれしい。画面サイズは10インチと15インチの2種類。
「F5」は、プライベート・ビエラ唯一にして最大の19インチモデルで、アンテナ線が来ていない部屋でもテレビを楽しみたいという人に最適だ。外付HDD対応。
またすべてのモデルに、無料の専用アプリ「Panasonic Media Access」を使えば、スマホやタブレットで録画番組や放送中の番組を視聴できる“スマホで視聴”機能が付いている。
T5シリーズ
内蔵ハードディスク：500GB
チューナー：視聴×1、録画×1
モニター部重量：(10インチ)約0.83kg、(15インチ)約1.40kg
おでかけ視聴、スマホ視聴対応、ブラウザ搭載、タッチパネル、防水仕様
15インチ「UN-15T5」 予想価格：8万1000円
10インチ「UN-10T5」予想価格：6万1000円
E5シリーズ
内蔵ハードディスク：なし（USB外付に対応）
チューナー：視聴録画兼用×１
モニター部重量：(10インチ)約0.72kg、(15インチ)約1.24kg
スマホ視聴対応、防水仕様
15インチ「UN-15E5」 予想価格：6万5000円
10インチ「UN-10E5」予想価格：4万5000円
F5シリーズ
内蔵ハードディスク：なし（USB外付に対応）
チューナー：視聴録画兼用×１
モニター部重量：約2.2kg
スマホ視聴対応
19インチ「UN-19F5」 予想価格：5万円
（文／&GP編集部）
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