搭載されるパワートレインは、1.2リッターの3気筒ターボ“ピュアテック”エンジン。これは、2015年と2016年にインターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーを連続受賞したユニットで、最高出力は110馬力、最大トルクは20.9kg-mを1500回転で発生します。
組み合わされるトランスミッションは、第3世代となった6速EAT(エフィシェント・オートマチック・トランスミッション)で、17.3km/Lという良好な燃費を実現しています。
GTラインには、駆動輪に伝わるトルクとブレーキを制御し、滑りやすい路面での走行をサポートする“グリップコントロール”を標準装備。路面状況に合わせて「スノー」「マッド」「サンド」という3つのモードを備え、SUVらしく、あらゆる路面状況に対応しています。4シーズンタイヤを標準で装着しているので、平日は街乗りで使用し、休日はゲレンデに出掛ける、といった使い方でも安心です。
“アクティブシティブレーキ”と呼ばれる、低速走行時の自動ブレーキや、“エレクトリックスタビリティコントロール(ESC)”、衝突安全性を高めたボディ構造など、安全装備が充実しているのもポイント。“ヒルスタートアシスト”や“バックソナー”など、ドライブをサポートする機能も搭載しています。
“プジョー i-コックピット”と名付けられたインテリアは、ヘッドアップインストルメントパネルやタッチスクリーンなどで構成され、必要な情報をスピーディにドライバーに伝えることを意識したレイアウト。SUVならではの高いアイポイントと小径のステアリングが高いドライバビリティを実現し、クルマとの一体感を高めてくれます。
そして、インテリアの大きな特徴が、フロントウインドウから後部座席の頭上まで広がる“パノラミックガラスルーフ”。ルーフ全面がほぼガラス張りなので、圧倒的な明るさと開放感をもたらしてくれます。また、夜になるとガラス面の両サイドを縁取るように配された間接照明がナイトドライブを幻想的に演出してくれます。
SUVらしく、積載能力も優秀。通常時で360リッターのラゲッジスペースは、リアシートを折り畳むことで1172リッターまでアップします。リアシートの背もたれは6:4の分割可倒式で、折り畳む動きに連動して座面が沈み込むので、使いやすい、完全フラットなラゲッジが出現します。
コンパクトで都市部でも扱いやすいボディサイズでありながら、充実の走行モードと安全機能であらゆる道に対応するSUVらしい1台。「どこでも行けそう!」な感覚を、手軽に楽しめそうですね。
(文/増谷茂樹)
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