12月9日に発売となるタフパッドの最新機種「FZ-N1 指紋認証センサー搭載モデル」は、画面サイズ4.7インチ、Android搭載のいわゆるスマホです。
スペックも最新スマホと遜色ないレベル。BluetoothやNFC、メイン800万画素、サブ500万画素のカメラを搭載し、バッテリーは3200mAh。
そしてもちろん、タフパッドなだけあり、とにかく頑丈。高さ1.8mからコンクリートへの落下試験や、1m落下を連続2000回繰り返す落下試験、高さ80cmからディスプレイ中央へ300gの鋼球落下試験など、なにもそこまでと思えるような試験をすべてクリアしています。
さらにIP66/68の防塵、防滴/防水性能もあり、ミルスペック準拠の試験も実施。動作時で-10~50℃、非動作時で-30~70℃の耐環境性能も持っています。
ここまで頑丈となると、さすがに大きいんじゃないの? と思いがちですが、持ってみると意外や意外、片手で操作できちゃいます。これってまさに、待ち望んでいた普段使いできる超頑丈なスマホそのものじゃないですか!
そして裏側の上部中央には指紋センサーが。右側のフォトライトがかなり高輝度なのもうれしいポイント。
さらにゲンバで使うことを想定しているだけあり、各所にゲンバ用ならではの工夫が施されています。では、ちょっと見ていきましょう。
画面下には3つの物理ボタンが付いています。ここには「戻る」や「ホーム」などの機能を割り当てられます。
microUSB端子やヘッドホン端子のカバーはラバー製で、そしてネジ止めされています。これなら、使っているうちに千切れたり外れたりした場合にも、すぐに新しいモノに交換できますね。
また左右の側面にもひとつずつ物理ボタンが付いていて、ここにも機能を割り当てられます。
バッテリーは取り外しが可能です。最新のスマホはバッテリー交換不可なものが多い中、防水機能付きで交換式なのはかなり珍しい。ちなみにこのバッテリー、交換時には、電源を完全に落とすのではなく「ウォームスワップ機能」を使うことで、スリープのような状態での交換が可能になっています。なので、交換後すぐにAndroidが起動します。電源OFF状態から起動する時のあの待ち時間は必要ありません。
さらにこのバッテリー、本体をガシャッとハメて充電できるクレードル(別売オプション)があれば、単体でも充電できるんです。ちなみに本体の後ろ側にバッテリー用の場所があります。
充電に関する工夫は他にも。オプションのチャージングカップを本体下部に付けることで、PC用のACアダプタでも充電できるようになっています。
まだまだありますよ。ゲンバ系だけあり、手袋着用時の操作も想定してし、「手袋操作モード」も備えています。雨の日や水のあるゲンバでも使えるように、水滴による誤動作の防止もできます。
これらの機能って、バイクや自転車に最適だと思いませんか? 防水ケースを着けてハンドルに取り付け、ナビとして使っている人もいると思いますが、このタフパッドなら、そのまま付けても問題なし。ミルスペック準拠なので、振動にも強いですし。
ちなみに通信は、ドコモとauに対応。ということはドコモローミングやKDDIローミングのNVMOの格安SIMとかも使えちゃったりするのでは…。
幅74×奥行き156×厚さ18.3mm、約255gと、片手操作が可能になったタフパッド。使いたい、欲しいという人もいるのではないでしょうか。でも法人向けだよね…、なんて思っていたら、なんと「Panasonic Store」でなら個人でも買えるとのこと(発売日は12月中旬を予定)。価格は12万3660円(予定)。とにかくタフなスマホが欲しいという人は、ぜひ手に入れてみてはいかがでしょうか。これならケースなんて付けなくても、地面に落としても、水に落としても、心配ありませんよ。
画面上のアプリは、デモ用のアプリケーションで、インストール済みでないものが含まれています。
>> パナソニック「TOUGHPAD FZ-N1 指紋認証センサー搭載モデル」
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(取材・文/&GP編集部 エンドウヒデカズ)
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