必要不可欠なものだけを残し、 不要な要素を排除することで誕生したこの時計、 確かに針は1本しかない。 変形した六角形が先端に付いた力強く印象的な分針と、くっきりと浮かび上がる植字インデックスマーカー。
これらはスーパールミノバで青く発光するようになっており、 暗い深海でも優れた視認性を発揮する。 時計が常に正常に作動していることをダイバーに知らせるため、 秒表示機能も伴っている中央のディスクが、機能制御の役割を担っているデザインもシンプルで美しい。
針1本で時間を把握できるよう特別に開発され、特許も取得した大型アラビア数字付きの、光る回転リングのメカニズムに注目してほしい。このアワーリングの巧妙な点は、 丁度12時間で数字が元の位置に戻るよう回転速度が調整されていること。
つまり、 従来の分表示に加え、 共に回転するアワーリング上の適切な数字を1本の針が指し示し、 その針の位置を確認するだけで時と分を同時に読み取ることができる仕組みになっている。
分針とアワーリングの相互関係が、時刻の読み取りを面白いほど簡単にしているのだ。 自動巻き、 特許取得の時間表示機構の「レイダー・ハープーン」は
49万5000円から。
1年の労を労って自身へのクリスマスプレゼントにどうだろう。
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(文/&GP編集部)
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