最近はWi-Fi機能を搭載するデジカメも数多いが、デジタル一眼レフやミラーレス一眼では非搭載のモデルも少なくない。EyefiシリーズはWi-Fi非搭載のデジカメで手軽にスマホ転送できるSDカードとして一部のユーザーに人気を博しているものの、その使い勝手は独特で使いにくい部分もあった。
特に下位モデルの「Eyefi Mobi」の場合、選択した写真だけを送信する機能がない。選択した写真を優先的に転送する「優先転送」機能を使いこなさない限り、目的の写真を送信するまでにかなりの時間がかかってしまうこともあった。その点、Eyefi Mobi Proは気に入った写真だけを転送できるので、短時間で写真を転送し、Facebookや画像共有サービスのInstagramなどにアップロードするといった使い方ができる。
Eyefi Mobi Proで撮影した写真は、容量無制限のフォトクラウドサービス「Eyefiクラウド」(年間5000円)に自動アップロードすることもできる。Eyefi Mobi ProユーザーはEyefiクラウドを1年間無料で利用可能だ。
スマホ本体のカメラ機能で撮影して画像処理を行い、SNSにアップロードするというのが最もシンプルなスタイルだが、少しでも「いいね」を押してもらいたいとなると、ミラーレス一眼やデジタル一眼レフの出番となる。外出先でもスマートにデジカメとスマホを連携できる強力な助っ人として注目したい。
(文/安蔵靖志)
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