乗り心地イイ!荷物たっぷり!眺めヨシ!なタクシーです

「NV200タクシー」は、日産自動車のミニバン「NV200バネット」をベースに開発されたモデル。アメリカ・ニューヨークではひと足先に採用され、すでに次世代イエローキャブとして約700台が利用されている。日本でも今後、都内のタクシー会社46社で100台超の追加導入が計画されている。

「NV200」の特徴は、やはりその広々とした空間。大人4人が乗れる広いリアシートと、ゆとりのある足元スペース。大開口のオートスライドドアとそれに連動したスライドステップでスムーズな乗り降りが可能だ。もちろん荷室スペースも広々で、4人分のスーツケースも十分積み込める。また、メーカーオプションのパノラミックルーフで空や高層ビルなどを眺めることができ、観光タクシーとしての魅力もアップ。

さらに、7月より新たにLPGバイフューエル車をラインナップ。搭載される「LPGバイフューエルシステム」は、ガソリン運転と、低コストで低排ガスLPG運転の両方を使用できるシステム。操作は不要で、始動時はガソリン、走行時はLPGというように走行シーンや燃費効率に応じて自動で切り替わる。もちろん手動での切り替えも可能なので、LPG燃料が補給できない場面でも安心だ。

ちなみに、スペイン・バルセロナ、オランダ・アムステルダムを始めとする欧州では、電気自動車「e-NV200」をベースとしたタクシー約200台がサービスを開始している模様。こちらもいずれ国内への導入があるのか、期待したいところだ。日本への海外からの旅行者数は右肩あがりで、この4月は単月過去最大の176万4000人! 多くの観光客や選手の来日が見込まれる2020年の東京オリンピック開催時には、このタクシーがメインになっているかもしれない。

(文/&GP編集部)

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