高速連射の4kフォト!ムービーも写真もイケるLUMIX DMC-G7

大画面テレビは4Kが話題だが、デジタルカメラの画質は以前からすでに4Kレベルだということを、ご存知だろうか。動画と静止画を両立させたカメラを得意とするパナソニックは、独自の「4K PHOTO」を搭載したデジカメを2014年に発表。それをさらに使いやすくしたモデルが、このたび新登場の「LUMIX DMC-G7」だ。

動画というのはつまり、たくさんの連続写真をつなげたもの。逆に考えれば、動画の中の一コマを抜き出せば写真になるということになる。それをまさに実現したのが「4K PHOTO」だ。

G7は、1秒間に30コマの連写を実現している。その中からベストショットを選び出し約800万画素の写真として記録可能だ。通常の連写機能は秒間8コマなので、いかに連写速度が速いかわかる。

G7の特長を整理してみよう。

  1. 「4K連写」「4K連写(S/S)」「4Kプリ連写」の3つのモードを搭載
    「4K連写」は、シャッターを押している間だけ連写撮影。撮影中はシャッター音が連続で鳴り、通常連写と同じ感覚で撮影ができる。最大29分59秒撮影可能。
    「4K連写(S/S)」は、シャッターを押すと連写撮影を開始し、もう一度押すと終了。長時間の連写に適した設定だ。最大29分59秒撮影可能。
    「4Kプリ連写」は、シャッターを押した瞬間の前後約1秒を連写撮影。その2秒間分の60コマの中からベストな瞬間を選ぶことができる。
  2. 素早く被写体を捉える空間認識AF
    画面に写るすべての被写体との距離を瞬時に算出する空間認識技術(DFDテクノロジー)を採用、AF速度約0.07秒の高速AFを実現。また、進化した追尾AFにより、動いている被写体のその先の動きを予測し、ピントを合わせ続けることが可能に。
  3. 応答速度に優れたOLEDファインダー
    高解像約236万ドットのライブビューファインダーに、有機EL(OLED)ディスプレイを採用。応答速度が速く、動きの速い被写体もしっかり捉えることができる。視野率約100%。また、天面部の2つのダイヤルで絞りやシャッタースピードなどを調整でき、ファインダーを覗いたままで直感的な操作が可能に。
  4. 自然な見たままの描写を実現した美しい画質
    解像度と感度を両立した16M Live MOS センサーを採用。広いダイナミックレンジと、高ISO感度時でも低ノイズの高精細な画像を実現。また、高速演算4CPU搭載のヴィーナスエンジンにより、自然でなめらかな画質に。

4K(3840×2160)の動画撮影は、絞りを変えてボケをコントロールしたり、撮影途中にピントを自由に移動させたりと、写真撮影の手法を活かした映画のような“技あり”の動画を撮影できることも、ムービー一眼の魅力だ。スマホなど対応機器にワイヤレスで接続でき、画像や動画を送りやすいのも良い。

高画質で一瞬のシャッターチャンスを捉えたい人、これまでカメラとビデオカメラの2台持ちが面倒だった人、この一台に持ち替えてみるという選択が現実的だ。

【SPEC.】
●レンズマウント:マイクロフォーサーズ
●有効画素数/1600万画素
●画像ファイル形式:JPEG、RAW、MPO(3D写真)
●動画形式(各最大画質) AVCHD Progressive(1920×1080,60p,約28Mbps)、AVCHD(1920×1080,60i,約17Mbps)、MP4(3840×2160,4k30p,約100Mbps)
●サイズ:W124.9×H86.2×D77.4mm、約675g(14-140mmレンズ込み)

(文/&GP編集部)

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