プロジェクターを搭載した変形型ホームロボット「Tipron」が、コネクテッド・ハードウェアの企画・開発を手掛ける企業 “Cerevo(セレボ)” から発売となりました。コネクテッド・ハードウェアというのは、ハードウェアをつなげるということで、“モノをインターネット化すること” =IoTのこと。
Tipron は “宅内のあらゆる壁や床、天井をディスプレイに変える” をコンセプトとして開発されたプロジェクター搭載ホームロボットです。
家の中を自分で動き回り、設定した場所に到着すると、ぐぐっと立ち上がるようにして “プロジェクション状態” へ変形し、映像投影をしてくれます。普段の移動形態のときは高さ420mm、立ち上がると810mmとなります。
操作方法は、専用アプリを使って事前設定を行います。
投影する場所・時間・コンテンツを、アプリを通じ「Tipron」に指定しておき、例えば、帰宅後のリビングではyoutubeを、夜の寝室ではプラネタリウム画像を、朝起きるとネットニュースを、といった使い方ができます!
それだけでなく、「Tipron」は能動的な操作をする必要がないというコンセプト(開発者いわく、この考え方を “ゼロ UI” と呼ぶそうです)から生まれた、今までにないホーム・ロボット。
移動方法は慣性航法によるもので、カメラ画像の解析と深度センサー、駆動輪の回転数などの情報を組み合わせて自機位置を判断するという賢さを持っています。本体上部のプロジェクター・ユニットは 3mの距離で80インチの画面を投影できます。
電源は専用のリチウムイオンバッテリーで、約1時間30分のプロジェクター動作が可能。価格は、Cerevoの直販サイト “Cerevo official store” で22万9800円です。
広い家であればあるほど、「Tipron」の機能が活きそう。使ってみたユーザーからは「スマホの操作からの解放って気持ちいい! 」といった感想も届いています。
ロボット好きは試してみる価値あるかも!?
(文/&GP編集部)
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