最初に発表されたのは「HUAWEI Mate 9」。ファーウェイのスマホラインナップ中、最上位グレードに位置付けられる「Mate」シリーズの最新モデルで、ライカ製ダブルレンズを採用したカメラを搭載していることがセールスポイントです。
ファーウェイがライカのレンズを搭載するのは、HUAWEI P9、HUAWEI P9 Plus(日本未発売)に続き3台目。日本でも多くのユーザーから支持されたカラー+モノクロのデュアルセンサーによる表現力や、「ワイドアパーチャ」というデジタル絞り機能はそのままに、ダブルレンズは第2世代へと進化。モノクロセンサーの画素数が1200万画素から2000万画素へと進化し、1〜2倍の光学ズーム撮影にも対応しました。
5.9インチのフルHDディスプレイを搭載しつつ、横幅を約78.9mmに抑え、片手でも安定したホールド感が得られます。
自社開発の最新CPU「Kirin 960」は、2.4GHz×4コア、1.8GHz×4コアの8コア構成。メモリ(RAM)は4GBと、パフォーマンス面での不安はなさそうです。さらに、Mate 9には、システムパフォーマンスを改善し続ける学習アルゴリズムを導入。長期的に使っても、反応が鈍くなったり、動作がもたついたりすることなく、購入時の快適なパフォーマンスを維持できることもセールスポイントとしています。
実は、筆者はHUAWEI P9を使っていて、もはや「コンデジは要らない」と思うほどに愛用しています。そのP9のカメラ性能がさらに向上し、操作感がよりキビキビとして、4000mAhの大容量バッテリーを搭載し、急速充電にも対応。ヘヴィユーザーやギーク層にとって、今冬最注目の1台になりそうです。市場想定価格は6万800円(税抜)で、12月16日に発売されます。
■音楽&映画を楽しむには最適「HUAWEI MediaPad M3」
次に発表されたのが、8.4インチのAndroidタブレット「HUAWEI MediaPad M3」です。ファーウェイ製のタブレットは、コストパフォーマンスの高さに定評があり、日本のタブレット市場では第2位のシェアを獲得しています(ちなみに1位はアップル)。
「MediaPad」シリーズは、フラッグシップに位置付けられるモデルで、「HUAWEI MediaPad M3」は9月にドイツで開催されたIFA 2016で開催され、多くの賞を受賞した注目モデルです。OSはAndroid 6.0、CPUは最大2.3GHzのオクタコア。2K(2560×1600ドット)の高精細なディスプレイを搭載しています。
最大の特徴は「音」。ファーウェイ独自のサラウンド技術「SWS」に対応するデュアルスピーカーを搭載し、ハーマンカードンが音響チューニングを担当。これは、昨年発売された前モデル「M2」でも評価されたことですが、他社製のAndroidタブレットとは一線を画する迫力あるサウンドを楽しめます。
スタンダードモデル(Wi-Fi版/LTE版)とプレミアムモデル(LTE版)の3モデルが発売され、市場想定価格は、それぞれ3万1980円/3万7800円、4万2800円(税抜)。スタンダードモデルのストレージが32GBなのに対して、プレミアムモデルは64GB。さらに、プレミアムモデルには専用カバーと、AKG製のイヤホンが同梱されます。