アーティスト、高橋理子がデザインするブランド“HIROCOLEDGE(ヒロコレッジ)”の新作浴衣は、白地に細いラインで描かれた繊細なグラフィックが特徴だ。黒、紺、鼠の3色を展開している。約60種類の浴衣や夏の着物は、すべてオーダーする人の身体を採寸し、ぴったりのサイズに仕上げてくれる。
和裁士が反物から一枚ずつ仕立てる本格的な浴衣だから、デパートで安売りしている“なんちゃって浴衣”とはひと味もふた味も違う。
染色は、明治時代から引き継がれてきた伝統染色技術“注染(ちゅうせん)”と、データをそのまま生地に染め付けることができる“デジタルインクジェットプリント”の二種類を使用。
注染は、黄綬褒章を受章した小松隆雄氏が率いる大阪府堺市の協和染晒工場で行われる。表裏が同じように染められるのが特徴で、生地の裏も表同様に美しい。
デジタルインクジェットプリントは、最新技術と伝統を掛け合わせたまったく新しい手法だ。染色は新潟県十日町、1938年創業の根茂織物で行われる。デジタルデータを用いることで、ゆがみが最低限に抑えられ、微妙な色の差や細かい図案も表現できる。
浴衣はオーダー後、約2~4週間で納品される。価格は5万5000円~12万円(仕立て代込、税別)。
オーダーはwebにて(http://hirocoledge.com)
(文/&GP編集部)
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