発表会場で、記者たちから最も注目されていたのが、この白い箱。「Qua station」というデータストレージで、1TBの写真や動画、音楽などを保存できます。Android、iOSの両方に対応し、スマホの内蔵ストレージにたまった写真や動画をバックアップできることはもちろん、パソコンから写真や動画をコピーして外出時にスマホからそれらのデータにアクセスすることも可能。Wi-Fiだけでなく、4G LTEにも対応しているので、自宅に固定回線がなくても利用できます。
「大切なデータをクラウドに保存するのは不安」という人や、たとえばiPhoneの16GBモデルを使っていて、「しょっちゅうデータが満杯になり、新しいアプリをインストールできなくなる」という人にもおすすめです。要するにNAS(ネットワークHDD)ですが、auのスマホやタブレットを使っている人であれば、誰でも簡単に使いこなせるところが魅力と言えるでしょう。
2月下旬発売予定で、実質負担金は無料になる予定。月額300円(税抜)の基本使用料がかかりますが、「Qua stationおトク割」によって36か月無料。LTEを利用した場合のデータ通信料は、スマホで契約しているデータプランを共有する仕組みです。田中社長いわく「隠れたヒット商品になるのでは」と自信を示していた新アイテム。auユーザーは、使ってみないと損かもしれませんね。
■今年の学割も、かなり攻めています!
発表会では、田中社長が「究極の学割」という新しい学割サービスも発表しました。18歳以下で家族と一緒の新規加入する場合は、月額2980円(税抜)で国内通話と3GBまでのデータ通信が利用でき、さらに「auスマートパスプレミアム」などの有料サービスが年内無料で利用できるという、なかなかお得感のある内容です。25歳以下の学生に適用されるサービスもあるので、該当する人はお見逃しなく!
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(取材・文/村元正剛)
iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。