普通のアイストレイの場合、ミネラルや空気など不純物を含んだまま凍るため、白く曇った氷ができ上がってしまう。濁った見た目もさることながら、こうした氷は溶けるのも早いため、ロックでゆっくり酒の味を楽しみたい場合には不向き。そしてポーラーアイストレイは、バーで味わえるような透明な丸氷を、家庭用冷蔵庫で自作できる。
その秘密はトレイ内部で温度差を作り出す特殊構造だ。丸氷を作るドーム部分と断熱ベースに覆われた部分とが分けられているため、断熱されていないドーム部分が純粋な水だけで凍り、後から温度が下がる断熱部分に不純物が集まるという仕組み。これによって、ドーム部分に透明で溶けにくい丸氷ができあがるというわけだ。
使い方は普通のアイストレイと同じ。製氷部分を組み立てて水を注ぎ、そのまま冷凍庫へ入れるだけ。上部ドーム部分はシリコン製なので出来上がった氷を型から抜くのもラクラクだ。
作れる氷は直径6cmほどで、冷凍時間はマイナス18度で約12時間。ちょっと時間はかかるが、できあがった氷は格別のおいしさ。作った丸氷を4個までストックできるアイスチューブも用意されているので、あらかじめ作っておけば友人を集めての家飲みでも問題なしだ。支援受付は3月30日まで。
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（文／&GP編集部）
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