今回、アプリのアップデートによって、スマホのカメラで映したテキストを瞬時に翻訳し、元の映像の上に翻訳結果を表示する「リアルタイムカメラ翻訳」が日本語に対応しました。
使い方は簡単。さっそくiPhoneで試してみました。まずは最新版のGoogle翻訳アプリを起動し、カメラのアイコンをタップします。
初回のみカメラへのアクセスを求められるので「OK」をタップし、リアルタイム翻訳用の翻訳ファイルをダウンロードしましょう。英語を日本語に翻訳するには、画面上部の「日本語←→英語」をタップし、変換モードを変更します。
すると、英語表記だった部分が日本語に翻訳されるんです! 翻訳結果の精度に関してはやや不安はあるものの、単語単位でみれば大体合っています。レストランのメニューくらいであれば、おおよその内容は推測できそうです。
画面下部のアイコンをタップすると、翻訳をしない状態の映像に切り替わります。オン・オフを切り替えると、瞬時に翻訳される様子がわかって楽しいですよ。
■ミネラルウォーターのラベルを翻訳してみた
続いて、ミネラルウォーターのラベルを翻訳してみることにしました。
いろいろと惜しい感じはありますが、「天然鉱物」などの単語が読み取れます。海外で硬水なのか軟水なのかを調べるときなどに使うと良さそうです。
■現在は英語←→日本語の翻訳のみ対応
ほかの言語でもできないのかと調べてみると、現在は和英、英和のリアルタイム翻訳のみ対応しているようです。
実際に韓国語の看板を翻訳しようとしましたが、リアルタイムでの翻訳はできませんでした。とはいえ、翻訳したい箇所をなぞると翻訳できる機能があるので、翻訳アプリとしては十分役立ちます。
Twitter上では誤変換がなにかと話題になっていますが、やっぱり瞬時に翻訳できる様子はARが登場した頃を彷彿させるような”未来感”があります。無料アプリなので、ぜひ試してみてくださいね。
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(取材・文/今西絢美)
編集プロダクション「ゴーズ」所属。スマートフォンなどのデジタル製品を中心に、アプリや関連サービスに関する記事をウェブや雑誌で執筆中。趣味は食べ歩きで、食にまつわるサービスや製品のチェックがライフワーク。
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