まず、最も注目が集まった“新Windows Phone”について。
発表されたWindows搭載端末は「Katana01」(1万9800円+税)および「Katana02」(2万9800円+税)の2機種。ただし、今回は実機には触れず、筐体の展示だけとなりました。同シリーズはOSにWindows 10を搭載する予定。なお、提供時期は明らかにされませんでした。
プラスワン・マーケティングの増田代表は、同機に関して「法人ニーズに合った展開が重要」だと強調。法人マーケットに向けて、ファイル共有やセキュリティ面と組み合わせ、“ソリューションとのセット”で展開していく考えを明らかにしました。なお、法人向けの販売に関しては、情報セキュリティに強いダイワボウと提携します。
なお、今回明らかにされた「Katana01」のスペックは下記の通り。
【Katana01】
●OS:Windows 10
●ディスプレイ:4.5インチ FWVGA IPS
●CPU:クアッドコア
●バッテリー:1700mAh
●対応バンド:
[GSM]850/900/1800/1900
[UMTS]1/6/8/19
[FDD LTE]1/3/8/19
続いて、Android端末の新モデル「SAMURAI」について。
SAMURAIシリーズでは、ミドルレンジの「雅(MIYABI)」(1万9800円+税)とハイエンド向けの「極(KIWAMI)」(2万9800円+税)の2端末を展開します。
【SAMURAI MIYABI】
●OS:Android 5.0
●ディスプレイ:5.0インチHD IPS
●CPU:クアッドコア
●メモリ:RAM2GB / ROM32GB
●カメラ:前面500万画素/背面1300万画素
●バッテリー:2200mAh
●対応バンド:
[GSM] 850/900/1800/1900
[UMTS] 1/6/8/19
[FDD LTE] 1/3/8/19
【SAMURAI KIWAMI】
●OS:Android 5.0
●ディスプレイ:6インチ
●CPU:オクタコア
今回詳細なスペックが発表されたのは、5型のミドルレンジ機である「MIYABI」のみ。1300万画素のカメラを搭載するなど、コスパは非常に良いでしょう。筆者としては、シンプルな筐体のデザインも高評価です。ただし、良くも悪くも“普通”の端末といったところ。
そのほか、日本初となるSIMフリーフィーチャーフォン「Simple」も発表されました。同機は、片手で握れるくらいコンパクトです。
通信プランとしては、新たに「FREETEL SIM」というパッケージを発表。従量課金制の「使った分だけ安心プラン」では、データ通信SIMは最安299円+税(100MB)から、最大2470円(10GB)までの6段階。音声通話SIMは最安999円+税(100MB)から最大3170円+税(10GB)の範囲で利用可能です。
なお、販路も強化されます。今回の注目は、ヨドバシカメラとの提携により、即日MNP、即日開通に対応する専用コーナーを設置すること。9月までにはヨドバシカメラ25店舗で展開する予定です。
(文/井上 晃)
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