通常のノートPCと2in1が異なるのはヒンジ部分だ。新型LAVIE Hybrid ZEROはヒンジが360度回転するタイプだが、この場合、ヒンジは機構が複雑になり重量も増える。そんな2in1タイプにした上に約10gの軽量化を実現した点に、NECの軽さへの並々ならぬこだわりを感じる。
軽さ以外にも進化点は多い。ベゼル(ディスプレイ外側の縁)は大幅に狭額縁化。カメラをディスプレイ下に、上部に内蔵していたアンテナをヒンジ内に移動させたことで、左右が5.35mm、上部が7.2mmとスリムに。これにより、全体のサイズも幅がマイナス14mm(305mm)、奥行きがマイナス12mm(205mm)とより小さくなった。
もちろん軽くなったからといって、頑丈さをおろそかにはしていない。従来モデル同様、ディスプレイの外側には鍛造Mg-Li合金、キーボードの外側にはプレスMg-Li合金を採用。その強さは、大柄のラグビー選手が乗ってもビクともしないほど。軽いPCは、持ち歩き需要が多い。鞄に入れて満員電車に乗り、押されて圧迫された場合や、パンパンに詰め込んだスーツケースに入れたとしてもこれなら心配ない。
インターフェイスは、右側面にSDカードスロット、ヘッドホン端子、USB3.0(パワーオフUSB充電対応)、USB3.1、HDMI出力、盗難防止ロックを、左側面にボリュームボタン、電源ボタン、DCコネクタを配置。
他にも、矢印キーを独立させ押しやすくしたり、右シフトキーを大きくしたり、タッチパッドからクリックボタンを独立させたりと、キーボード周りが使いやすさを考えた変更が加えられている。
新LAVIE Hybrid ZERO 13.3型は3種類。CPUはすべて最新の第7世代Intel Coreプロセッサーを採用。
手というよりは指先でも持ち上げられるほど軽いPCだからこそ、一度店頭でその軽さを体感してほしい。展示用のモックなのではと間違ってしまうほどだ。軽さもここまでくれば、常に持ち歩いてもいいと思えるはずだ。
>> NEC「LAVIE」
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(取材・文/&GP編集部 エンドウヒデカズ)
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