Tommyは、5インチのHDディスプレイを搭載し、片手でも操作しやすいサイズ感です。CPUは1.3GHzのクアッドコア、RAMは2GBというミドルクラス仕様。カメラは背面が800万画素、前面は500万画素になります。内蔵ストレージは16GBで、microSD(最大64GB)も装着できます。
操作感は、スペックのわりには良好で、日常的用途はサクサクとこなそうな印象。ただし、防水・防塵には対応しておらず、指紋センサーも付いていません。機能面ではエントリークラスと呼ぶべきかもしれません。
Tommyは、量販店やECサイトのほかMVNOでの取り扱いも予定されています。国内の主要バンド(周波数)に対応しているので、NTTドコモ回線のMVNOだけでなく、au回線を使うMVNOでも取り扱うことが予測されます。
なお、年内に2〜3機種の追加モデルを投入予定で、Wikoブランドの周辺機器・アクセサリーも展開予定。2月26日からスペイン・バルセロナで開催される世界最大級のモバイル展示会「Mobile World Congress 2017」でも、グローバル向けの新モデルを発表予定で、その中に「日本で発売されるモデルが含まれるかもしれない」とのこと。
日本のSIMフリースマホ市場には、すでに多くのメーカーが参入しています。Wikoが “後発” なのか? それとも今度も続々と新しいメーカーが参入するのかはわかりませんが、Wikoが今年最注目のメーカーのひとつになることは間違いないでしょう。
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(取材・文/村元正剛)
iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。