イヤホンジャックがなくなり、ワイヤレスイヤホンに移行した人の中には、コードがなくなり快適! という人と、どうもしっくりこないと思っている人がいるはず。そこでiPhone 7ユーザーでありながらも、あえて有線タイプがいい! という人に向けてつくられたイヤホンが「RAYZ PLUS(レイズ プラス)」です。
なんといっても嬉しいのは、“Lightning接続用充電ポート”がケーブル部分に装備されているところ。これにより、音楽を聴いたり、通話をしたりしながら、iPhoneを同時に充電できるようになりました。これこそ多くのiPhone 7ユーザーが待ち望んでいた性能ではないでしょうか。少なくとも筆者はそうです。
新製品開発にあたり、オンキヨー&パイオニア イノベーションズは、 “今後ライトニングイヤホンがどのように攻めていくべきか” を命題に、新たな言葉 「アプセサリ」 という造語でコンセプトを表現。“アプリケーション” と、イヤホンやヘッドホンなどの総称である “アクセサリ” を組み合わせ、アプリとアクセサリを繋げることで、音質のみの向上でなく、普段の生活をより便利なものにしていくという目標を掲げています。
アプリとアクセサリを繋げるとは、一体どういうことなのか? コードに付属しているボタン部分を見てみると、通常のイヤホンとの違いを発見! 「RAYZ PLUS」のコードに搭載されているボタンは4つ。音量UP/DOWNと、再生/停止ボタンに加えて、 “スマートボタン” という、アプリと連動させて活用できるボタンが搭載されています。
スマートボタンとは、アプリ上で事前にセットしておけば、使用頻度の高いイヤホンの機能を、アプリを立ち上げずに変更できるというもの。例えば、スマートノイズキャンセリングのON/OFFの切り替えを、スマートボタンで変更できるようにセットしておけば、ワンタッチで変更が可能になります。
他にも、「RAYZ PLUS」ならではの便利な機能が目白押し。音響メーカーがスマホ向けに作った意気込みが感じられる内容になっています。
▼「スマートノイズキャンセリング」
周囲の環境に合わせてノイズキャンセリングを自動で調整する機能。周りを気にせず音楽に集中できる。
▼「イコライザー」
高音や低音など、強調する音を調整でき、音質を自分好みに変更できる機能。
▼「HearThru(ヒアスルー)モード」
ノイズキャンセリングから周囲の音を通過させることで、状況を把握しやすくし、すべての音が耳に届きやすくする。
▼「オートポーズ」
イヤホンを耳から外すと、聴いていた音楽や動画が自動でストップ。再び装着すると自動的に再生。
▼「エコモード」
基本機能だけにしぼり、イヤホンの出力を必要最低限に引き下げることで、低消費電力で使用できる。
発表会の中盤では、お笑い芸人の高橋茂雄さんが登壇し、アプリとイヤホンを連動させて、“HearThru” モードを実際に体験する場面が。“HearThruモード”をOFFにした状態だと名前を呼ばれても気がつきませんが、ONにすると、同じ声量で名前を呼ばれても気がつく様子。
長時間移動で仮眠を取りたい場合や、作業に集中したい場合はOFFに、駅のホームや、街中を移動する場合はONにする、など状況や環境に合わせて使い分けが可能です。
充電を行いながら、音楽を聴いたり、通話ができるだけでなく、アプリと連動させて、個々で使いやすさを追求できるところも魅力の「RAYZ PLUS」。アプリ上では、機能のアップデートが随時行われる予定なので、購買後もより賢くなっていくであろう点も、次世代のイヤホンらしい特徴です。
発売予定は3月下旬、価格はオープン価格となっています。
>> オンキヨー
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(文/&GP編集部 加藤久美子)
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