HUAWEI P10はカラバリが多いこともセールスポイント。世界的な色見本帳のメーカー・PANTONEとのコラボレーションにより、 “2017年の色” に指定している「Greenery」というグリーンと、「Dazzling Blue」というブルーを採用。これら2色を含む、全8色のラインナップで、色によって背面の研磨・コーティング処理も異なります。
従来は背面にあった指紋センサーが前面のディスプレイの下に移り、より多機能な「Smart Touch」へと進化しました。スクリーンロックの解除に使えるほかに、短押しで戻る、長押しでホーム画面、スワイプで起動中のアプリ一覧を表示するなど、Androidのナビゲーションキーの機能をこれひとつでこなせるようになっています。
HUAWEI P10 Plusは、5.5インチの2K(1440×2560ドット)ディスプレイを搭載した大画面モデルです。画面サイズ以外のハードウェアスペックはP10と共通する部分が多いのですが、カメラの性能が少し上だったり、ファーウェイが「4.5G」と呼ぶ高速通信に対応していたり、一部の機能が「Plus」仕様になっています。
HUAWEI P10/P10 Plusともに3月に発売されることが発表され、ヨーロッパでの価格も発表されました。
残念ながら日本は一次発売国に含まれていませんが、日本でもHUAWEI P10が発売されるのは確実でしょう。HUAWEI P10 Plusは、前モデルP9 Plusの発売も見送られたので、現時点では「発売を期待しましょう」としか言えません。まだ発表されていませんが、ライカレンズを搭載しない廉価版の「HUAWEI P10 lite」も発売されるかもしれません。いずれにしろ、今年のSIMフリー市場で最注目のモデルになりそうです。
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(取材・文/村元正剛)
iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。