2009年の展覧会限定品をはじめ、いくつもの阿修羅像のフィギュアを発売している海洋堂ですが、今回は完全に新規造形。阿修羅像の特徴的な3つの顔は、それぞれまぶたの薄さや目の造形にこだわり、微妙な角度や光の当たり具合で変わる実物の表情を再現しています。
また、指の位置や形も本物の阿修羅像をそのまま再現。針金が露出したり欠損している「ありのままの姿」で造形しているのも特徴です。原型制作は、海洋堂で30年間、造形スタッフとして第一線で活躍する造形作家の木下隆志氏。緻密な計算と徹底的な観察によって、人々の心をとらえて離さない阿修羅像の神秘的な雰囲気をそのまま表現しています。
素材は、石粉や石膏に合成樹脂を混ぜて作るポリストーン。フィギュアではよく使われる素材に塗装を施していますが、まるで木製のようにも見えるクオリティの高さです。重厚感のあるパッケージ入りで、12万9600円。海洋堂「阿修羅像」の新たなマスターピース作品を、仏像好き、阿修羅ファンはお見逃しなく。
>> 海洋堂「阿修羅」
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(文/&GP編集部)
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