「サラウンドビューシステム SVS-120」は、ドライブレコーダーなどを開発・販売するinbyteの製品。4つのカメラと映像合成処理を行う本体ユニットがセットとなったシステムです。
それぞれのカメラを車両の前方、後方、左右のサイドミラー下に設置。この4つのカメラ映像を個別に画面表示することはもちろん、4つの映像を合成することで上空から見下ろしたような“俯瞰映像”を作りだし、車の周囲360度をひと画面で確認することもできます。
モニタ上では、画面の左側には俯瞰映像が、右側には個別のカメラ映像が映し出される仕様。右側画面には、通常の走行中は前方カメラの映像を、バック時は後方の映像を、左折・右折時は曲がる方向の映像を表示するなど、運転操作にあわせて映像表示を自動で切り替えることもできます。
また、付属の専用リモコンで、右側に表示するカメラ映像を自由に切り替えたり、前方または後方の映像を全画面に大きく表示させるなど自由に操作が可能です。
映像の出力は一般的なコンポジット端子(黄)を使用。モニターは別に用意する必要がありますが、すでに外部入力に対応したカーナビや車載用のコンポジット入力が可能なモニターがあれば、それに接続して使うことができます。
従来の製品では、専門の技術者による車体にあわせた詳細な設定が必要となるため、決まった車種以外への取付けが難しいという問題がありました。しかし、「サラウンドビューシステム SVS-120」は複雑な設定を簡略化するためのソフトウェアの開発により、どんな車にも後付けOK。大型車両や特殊車両にも取り付けることができるそうです。もちろん運転中は目視での確認が必須であり、モニタリングシステムはあくまでも運転の補助を目的としていますが、ミラーやバックカメラの死角を補ってくれるため、事故予防に大きく役立つでしょう。
メーカー直販サイトやなどで販売中。オートバックスをはじめとした全国のカー用品店や整備会社などでも購入から取付けまで可能です。特に死角が生まれやすいワンボックスカーやミニバン、または運転初心者なら、ぜひ取り付けたいシステムですね。
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(文/&GP編集部)
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