「Rice Ware」シリーズは、日本人の主食、お米のもみ殻を再利用して作られた製品。実はこのもみ殻、その硬さから再利用が非常に困難なため、産業廃棄物に指定されています。米どころ出身の筆者が子どものころは、そこらじゅうの田んぼでもみ殻が野焼きされていました。
現在はCO2排出量やニオイ、煙などの環境問題から、野焼きもかなり減っていますが、だからといってもみ殻そのものが減るわけではありません。もみ殻は“お米を悪天候による腐食や害虫から守ってくれる頑丈な殻”という潜在能力に注目し作られたのが「Rice Ware」製品なのです。
「Rice Ware まな板」の特長は5つ。
1.抗菌剤、添加剤、着色料不使用
原材料の70%以上がもみ殻で構成されています。天然素材の安全性にこだわり、可塑剤などの添加剤を使用せず、本体のカラーももみ殻の自然な色で仕上げられています。
2.キズがつきにくい
天然素材のまな板といえば木製まな板が真っ先に思い浮かびますが、木は素材そのものが柔らかく傷がつきやすいのが難点ともいえます。「Rice Ware まな板」は、もみ殻の硬度の高さを活かしているので包丁傷がつきにくく、傷跡から繁殖しやすい雑菌を抑えられます。
3.二重の滑り止め防止加工
表面にはエンボス加工、背面にはシリコンを施すことで、食材と本体の両方が滑ることなく安全に使用できます。
4.縁で快適な使用感
本体に縁をつけることで、水分の多い食材をカットするときも、まな板から水分が流れ落ちて周りが汚れる!なんて心配やストレスを感じることなく料理が楽しめます。
5.エコマーク認定
公益財団法人 日本環境協会が、安心かつ環境保全に役立つ商品に与えるするエコマークの認定を受けています。
「Rice Ware まな板」は大小2サイズをラインナップ。価格は大が3218円、小が2138円です。発売予定は2017年5月中旬ですが、現在クラウドファンディングサイト「Makuake」にて先行予約受付中です。
環境に配慮した「Rice Ware まな板」を使えばエコ意識も高まり、食材の無駄遣いも減るかも?
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(文/&GP編集部)
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