そもそも日本はバイク大国。世界の5大陸から一目置かれているブランドとしてヤマハ、ホンダ、カワサキ、スズキなどがズラリと並ぶだけでなく、今やカスタム&モディファイのカルチャーを牽引しているのも日本なのです。なにせ欧州ブランドのデザイナーでさえ足繁く日本に通って、最新トレンドをチェックしているくらい。
そんな日本において産声をあげたzecOOは、すべてハンドメイドで組み立てられ、部品の多くはアルミ合金ブロックからの削り出し。ネジ一本に至るまで鬼気迫るクオリティで仕上げられます。ユニークなのはフロントサスペンションにスイングアームをもつハブステアリングを採用していること。見た目にも良い意味で異質な雰囲気を漂わせています。また、フレームにヒートシンクとしての機能をもたせるなど、文字通り機能美ゆえの格好よさがあるのです。
11.4 kWhのリチウムイオン電池を積んでおり、モーター出力は50kW(67馬力)、トルクは144Nm。注目すべきはスーパースポーツにも劣らない発進加速。電動モーター駆動の例に漏れず、驚くべきロケットスタートを見せてくれるはず。そのまま一気に最高速の160km/hまで加速できるパフォーマンスがあり、うっかり振り落とされてしまわないか心配になってくるほど。4時間の充電(200V)で160kmの航続距離を確保しています。
オーダーに合わせてステップやハンドルなどのライディングポジションをフィッティングしてもらえるのに加え、フレームや外装パーツをオリジナルカラーに仕上げることもできます。つまり、世界にたった1台のzecOOにカスタマイズすることができるのです。全世界49台の限定生産となります。
zecOO Motorcycle
zecOO
888万円
(文/ブンタ)
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