飛ばし方は簡単で、AirSelfieとスマートフォンのペアリングが終わったら、専用アプリの “Take Off” をスライドし、空中に軽く投げるだけで飛び立つ。あとは静止画であれば “Photo” ボタンをタップし、動画なら“Video”ボタンを押せばいいだけ。着陸時は、AirSelfieを近くに引き寄せ、“Land”をスライドし、手でキャッチする。誤って落としてしまっても、重さ61gと軽量なので、傷つくリスクは少ないだろう。
そのため、例えば旅先などで撮りたいなぁと思ったら、スマートフォンのようにAirSelfieをポケットから取り出して、気軽に撮影できる。もちろん自撮り棒があればいいじゃん、という意見もあるだろう。だが、AirSelfieの場合は、20m上空からも撮れるという利点がある。被写体自体は小さくなってしまうものの、上空からのアングルで気軽に撮れる写真も、バリエーションの1つとしていいものだ。
いわゆるドローン規制の対象外(重量200g以上が対象)なので、いちおう合法的に街中でも飛ばせる。もちろんマナーを守った上で飛ばそう、というのは言うまでもないし、今後同様のドローンが増えれば、規制の対象となる可能性もあるだろう。
コンパクトさと軽さを追求しているための弱点としては、バッテリーの小ささ=飛行時間の短さがある。内蔵バッテリーは260mAh。フル充電までにかかる時間が約40分なのに対し、飛行可能時間は約3分間。また、ユーザーの顔を認識し自動追跡して撮影する機能や、自動で帰還する機能も備えていない。
こうした弱点を把握しつつ、手軽に操れる自撮りドローンとして、購入しても損はないはずだ。
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(取材・文/河原塚英信)