■パソコン要らずの「Samsung Dex」に注目!
また、メディアの注目を集めていたのが「Samsung Dex」です。専用のクレイドルにスマートフォンをセットすることで、ディスプレイとキーボードなどを用いて、PCのように活用することが可能。
デスクトップ上にファイルを設置できないなど、Chrome OSに近い操作性です。しかし、手軽なサブPCとして使用できるのは、非常に魅力的。
なお、価格は149ドル〜で、本体と同じくグローバルでは4月21日に発売となる予定とのこと。
■「Gear 360」はコンパクトになって新登場!
そのほか、360度コンテンツ関係の製品も2つ発表されました。まずひとつ目が新しい「Gear VR」。コントローラーが付属する点が特徴です。
また、Gear 360も新登場。従来モデルと比べると、ひと回りコンパクトになりました。球体だったレンズ部分は、「こけし状」のスタイルに変わり、手で握りながらボタンひとつでシャッターを切れるようになっています。
4Kビデオの撮影に対応するほか、モバイル・PCの両方でライブ配信にも対応。また、接続可能なデバイスは、Galaxyシリーズだけでなく、A5、A7(2017年モデル)もサポート。加えてiOS 10.0以降のiPhoneとも連携できるようになったとのこと。ただし、Galaxy以外での検証はまだできていないので、どんな形で使用できるのかは今後の記事に期待といったところ。
また、サイズを小型化したことにより、スティッチング性能も向上。つなぎ目がより滑らかな360度写真を楽しめるそうです。
盛りだくさんな内容となったSamsung UNPACKED 2017。各製品が日本で発売されるかどうかはまだわかりませんが、どれも物欲がそそられるモノばかりでした。国内キャリアでの取り扱いにも期待が高まります。
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(取材・文/井上 晃)
スマートフォン関連の記事を中心に、スマートウォッチ、ウエアラブルデバイス、ロボットなど、多岐にわたる記事を雑誌やWebメディアへ寄稿。雑誌・ムックの編集にも携わる。モットーは「実際に触った・見た人だけが分かる情報を伝える」こと。編集プロダクション「ゴーズ」所属。