「Phoenix」
ランクル80ベースのサーフテイストモデル
1989年~1997年まで製造されたトヨタランドクルーザー80をベースに、サーファーなどから人気の高いランクル60風のデザインに仕立てたPhoenix。メッキバンパーや横フィングリル、そしてグリル内のTOYOTAの文字がクラシカルなクロカンスタイルを際立たせています。
ボディカラーは2トーン仕様で全8パターンを用意。ホイールは7種類から選ぶことが可能。インテリアカラーは17種類の中から選べます。
「American Classic」
95プラドベースのヴィンテージアメリカンスタイル
1996年~2002年まで製造されたランドクルーザープラドの5ドア(95系)をヴィンテージなアメリカンSUV調に仕上げたRenocaがコレ。目を引くのはボディサイドのウッドパネル。カラー展開はサンドベージュ、カルフォルニアブルー、ブラウンブラックの3色のみですが、ヘッドライトを丸目と角目から、ホイールは7種類から選ぶことができるため、自分好みに近づけることができます。
こんなクルマで息子と男旅に出かけられたら、最高の思い出が作れそうですね。
「COLOR BOMB」
95プラドをワイルドでポップなSUVに
95系プラドをポップで鮮やかなボディカラーでFJクルーザーのような雰囲気に仕立てたのがCOLOR BOMB。単なるポップではなく大型のワイドフェンダーとマッドなタイヤを装着することでワイルド感も演出しています。
写真はボディ同色シートになっていますが、コンフィギュレーターではインテリアにボディ同色のカラーパイピングを施せるように。色にこだわりたい人、クラシックスタイルというよりも街に映えるSUVに乗りたい人にピッタリです。
「Coast Lines」
50系を彷彿させるクラシックなハイエース
200系ハイエースをベースに四角い縦目に仕立てたCoast Lines。ベース車両が現行型なので、中古車はもちろん新車をカスタムできるのが特徴です。カラーパターンはモノトーンと2種類の2トーンから選べ、ボディカラーはモノトーンが11色、2トーンは12種類の組み合わせが用意されています。さらに9種類のラインステッカーでボディを彩ることが可能。4つのシリーズの中で、もっとも自分好みのスタイルを作りやすくなっています。
さらにハイエース専門店としてのノウハウがインテリアに生きています。17種類のシートカラーからチョイスできるのはもちろん、ベッドやソファなど、7種類のシートアレンジが用意されているので、アウトドアでキャンピングカー的に使うだけでなく、ラグジュアリーさを楽しむことだってできます。
■「今日はどこかに出かけようぜ!」とクルマが語りかけるデザインに
4月7日にお台場で行われた発表会にはデザイナーのやまざきたかゆき氏も出席。話を聞く機会があったので、Renocaのデザインに込めた想いを教えていただきました。
「現代のカーデザインは最先端での競争になるため、すぐに新しい流れに飲み込まれてしまいがちです。一方でクラシックなデザインは暖かみがあり長持ちしています。たとえば20年ほど前のクルマのデザインって今見ても雰囲気があっていいんですよね。一方で若い人たちには画一的になってしまったクルマの中にRenocaが入ることで、新鮮なデザインだと感じてもらえたら嬉しいですね。世間ではクルマ離れとも言われますが、Renocaに乗ってキャンプやスノボに行く姿を想像するのはきっと楽しいはずです。クルマのほうから『どこかに出かけようぜ!』と語りかけてくれるような世界観をデザインしました。Renocaを見た人たちが『これならお金を貯めて手に入れたい』と思ってもらえたら、デザイナー冥利に尽きますね。」
1BOXとSUVからスタートしたRenocaですが、今後は女性や免許を取り立ての人でも運転しやすいコンパクトカー、クラウンやプロボックスをベースにしたものも検討中とのこと。早く実車を見てみたいです!
>> Renoca
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(取材・文/高橋 満<BRIDGE MAN>)