そんなミズノから、ニューモデル「WAVE SHADOW(ウエーブシャドウ)」が発表された。ドロップ(つま先部分とかかと部分のソールの厚みの差)に着目して開発したという「WAVE SHADOW」のドロップは8mm。「WAVE RIDER 20」のドロップが12mmであることからも、初・中級者向けのシューズとしては比較的低めの設計ということがわかる。
そもそもドロップの高低は、ランニングにどんな影響があるのか。一般的にドロップが高いシューズは、ランナーのスムーズな重心移動をサポートし、着地の衝撃をシューズのかかと部分で吸収するので負担が少なくビギナー向けとされている。一方、低ドロップのシューズは自然と中足部・前足部接地となることで自身の脚力が十分に使えるためスピードが出せると同時にトレーニング効果が高く、またフォーム作りにも適していると言われる。シューズに頼って楽をしたいなら高ドロップ、脚力を鍛える・活かすなら低ドロップというのが、大まかな基準だ。
低ドロップで高いクッション性能を備えている「WAVE SHADOW」は、秋冬のレースシーズンに向けた夏場のトレーニング用として最適なシューズだと言えるだろう。高温多湿の日本の夏。長時間・長距離のランニングはなかなか大変だが、低ドロップのシューズを上手く使うことで、短い時間でも効率的にフォーム作り、脚作りができるはず。
>> ミズノ「ランニング」
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(文/神津文人)
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