1980年代に生まれたスウォッチといえば、ABS樹脂の本体とムーブメントが一体化したシンプルな構造のクォーツ式腕時計。
手ごろな価格で、それまで高級品だった腕時計を一気にカジュアル化。カラフルでポップなデザイン性の高いアイテムをシーズンごとに発表し、気分やファッションに合わせて、気軽に付け替えることのできるアイテムとしての腕時計を世に広めた。
そのスウォッチの新たな挑戦が、2014年に発表した「SISTEM51」。これまでのクォーツ式スウォッチのファッション性とコスト感覚はそのままに、高価な腕時計ブランドと同じように“機械式”を採用した新しいコンセプトの腕時計だ。
とはいえ、高級腕時計と同じではコストもかかるし、新しい試みではない。商品名の「51」とは、パーツの数。通常100個以上のパーツで構成される機械式腕時計のムーブメントを、効率化によってわずか51個のパーツで実現したのだ。
100％スイス製の自動巻き、最大90時間のパワーリザーブ。さらに、高い密閉力で湿気や埃によるパフォーマンス低下を防いだ超長寿命と日差約±10秒という精度保証。ここに、“高スペックのカジュアルスウォッチ”という新境地を切り開いた。
そんな「SISTEM51」のニューモデル３タイプが、７月16日よりスウォッチストア各店、スウォッチ公式オンラインストアなどで発売開始されている。
ネイビーがクールな「SISTEM NAVY」（1万8360円）、スポーティーなカモフラージュの「SISTEM INCOGNITO」（1万8360円）、ビビッドなオレンジが目を引く「SISTEM TANGERINE」（1万8360円）の３タイプ。
どれもケース裏面にはハニカムパターンが採用され、毎度ながら細部まで凝った流行の先端をいくデザインとなっている。この夏、軽やかだがこだわり感のある「SISTEM51」をコレクションに加えたい。
価格：1万8360円
サイズ：幅42mm×厚さ13.9mm×高50.6mm
防水：３気圧防水
機能：スイス製自動巻、90時間パワーリザーブ
（文／＆GP編集部）
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