■コンセプトは「男の趣味のガレージ」
伊勢丹メンズ館というと、ファッションに焦点を当てた百貨店、というイメージがあります。実際、2003年前にメンズ館が誕生したときは "男である幸福” をテーマとし、ファッションとこだわりを中心に展開してきました。
伊勢丹は今回、ファッションの枠を飛び越えて、男性が興味を持ちうる価値を衣食住すべてのジャンルで提案していくことに。そして「ミライデジタルボックス」は、さまざまな興味を提案していく、初めてのトライアルとしてスタートしました。+Style監修のもと、11社と協力して暮らしを豊かにしていくIoT製品の販売・展示を日替わりで行っていきます。
そんな「ミライデジタルボックス」のコンセプトは、「男の趣味のガレージ」。プレス取材会に登壇した三越伊勢丹の鈴木健彦氏は、「ワクワク感を持ってもらえるような、新しいタイプのプロモーションを行っていきたい」と述べました。
また、ソフトバンクの近藤正充氏は、IoT製品のプロモーションに伊勢丹メンズ館を選んだ理由として、「百貨店のように生活に密着した場所でIoT製品を広めたかった」と語りました。
■IoT製品に触れられる貴重な場に
「ミライデジタルボックス」は、伊勢丹新宿本店メンズ館で開催されています。1階の正面玄関から入ってすぐのところで開催されていて、来店者が気軽に立ち寄りやすいのが印象的です。
初日の15日には、+Styleが販売する組み立て式ドローンキット「Live Cam Drone (ライブカムドローン)」などが展示されました。プラモ感覚で組み立てられる本製品は、Wi-Fi経由でスマホやタブレットと連携したり、専用アプリをインストールしたスマホで操作したりできます。ドローンに内蔵された超小型カメラを使えば、LIVE映像や動画・静止画の撮影も可能。
こうした「◯◯ができる」「◯◯という機能がある」といった情報をインターネットで得ることはできても、実際の使い心地や見た目は、実物を見ないとわからないですよね。そんなとき「ミライデジタルボックス」のように製品が展示されている場があれば、実際に使用したときのイメージがつかみやすいと思います。
また、IoT製品になじみのない人でも、偶然訪れたプロモーションストアで製品を見れれば、「実際に使ってみたい」と興味がわくかもしれません。「ミライデジタルボックス」にはIoT製品との“出会い”を提供してくれる場としての役割もあると言えます。
IoT製品による「ワクワク」を提案していく「ミライデジタルボックス」。第1弾に引き続き、第2弾の試みではIT専門のメディア編集者、いわゆる“目利き”が選ぶ父の日ギフトを提案していくそう。こちらの開催期間は、5月30日~6月13日までです。IoT製品にあまり詳しくない人も、日々の生活にちょっと刺激が欲しくなったときに訪れてみてはいかかでしょうか。
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(取材・文/神戸紅実子)
編集プロダクション「ゴーズ」に所属。”平成生まれ昭和育ち”ながら、スマホやアプリに関する記事を若者文化に乗り遅れまいと執筆中。東横線ユーザーだが、ときどき中央線沿線にも出没する。
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