前モデルのG01は、防水・防塵、耐衝撃、耐振動、耐日射、防湿、温度耐久、低圧対応、塩水耐久のタフネス性能を備えていましたが、G02では、耐海水だけでなく、耐氷結、耐荷重の性能も追加されました。スマートフォン史上最強の端末と言って差し支えないでしょう。
でも、いくら「水没させても大丈夫」「落としても壊れない」と聞いていても、実際にその頑強さを実感できないと、海辺で使ったりするのは不安ですよね。
7月9日に、au(KDDI)と京セラが開催した製品説明会では、TORQUE G02の耐久性能を評価する試験のデモも行われました。いや〜、自分の目で見ると、そのタフさを実感できるものですね。購入を考えているみなさんに安心して使っていただくために、そのレポートをお届けします。
まずは、防水性能の試験。水深1.5m想定の水圧がかかる水槽に30分間端末を沈める試験を行っているそうです。デモでは、水中に沈めた端末に電話をかけて、ちゃんと着信する様子も披露されました。なお、今回新たに追加された耐海水性能も、同じ方法で試験が行われているそうです。
水中撮影のデモも行われました。ただ、水中でカメラを使っても大丈夫というだけでなく、自動的に「水中モード」に切り替わる仕様になっていることが特徴。水中での撮影は、被写体に歪みが生じ、赤味がない青っぽい写真になるのですが、それが自動的に補正されるそうです。
次に、温度耐久と耐氷結の試験。冷凍庫に端末を入れて、摂氏−21℃まで冷却しても、正常に動作すること試験を見せていただきました。バナナだとカチンコチンに凍って、花だと手でつかむだけでパリンと砕けてしまうほどの低温ですが、なんら問題なく動作していました。ディスプレイが氷結していても、指で霜を取れば、すぐに操作できます。
実際には、−30℃や60℃の環境で連続4時間保管できることや、−21℃から50℃への急激な温度変化にも耐えることを確認する実験も行っているとか。−21℃以下の環境でスマホを使う機会は稀だと思いますが、雪国に住む方や、ウインタースポーツを楽しむ方でも安心できそうですね。
耐衝撃性能は、約1.5mの高さから端末をラワン材に落下させる試験が行われています。身長計のような装置に端末をセットして、一気に落とすというシンプルな試験でした。でも、標準的なスマホだったら、画面が割れたり、ヒビが入ったりするほどの衝撃です。TORQUEはすごいです。正常に動作することはもちろん、筐体もほぼ無傷でした。実際の試験では、いろいろな方向からの落下試験を繰り返しているそうです。
耐荷重の試験は、筐体全体に100kgfの面荷重を均等にかける実験を行っているそう。その様子はビデオで見せていただきました。そして、「どうぞ踏んでみてください」と。端末にアクリル板を重ねて、多くの取材者に踏みつけられていましたが、ビクともしませんでした。無論、100kg以上の立派な体格の方が踏んだらどうなるかはわかりませんが……。
どうです? 海でも山でも、夏でも冬でも、安心して使い倒せそうですよね。OSは最新のAndroid 5.1で、省電力に優れたIGZOディスプレイや約1300万画素カメラを搭載するなど、ハードウェアのスペックも前モデルG01から大きく向上しています。インドア派の人が、デザインに惹かれて買うのもアリだと思いますよ。
【TORQUE G02】
OS:Android 5.1
CPU:1.4GHz クアッドコア
RAM:2GB
ROM:16GB
ディスプレイ:約4.7インチ HD(1280×720ドット)IGZO
カメラ(背面/前面):約1300万画素/約500万画素
バッテリー容量:2910mAh
サイズ:約H147×W72×D14.2mm(最厚部17mm)
重量:約203g
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