iPhoneとも連携可!普段使いしたくなる「SmartOutdoorWatch」7つの利点

かつて近未来の世界で描かれていたスマートウォッチもいまや現実のモノとなった。Gショックでもおなじみのカシオからはアウトドアに特化したアイテムまで登場。その第2世代ではアウトドアウォッチシリーズ“PRO TREK”の名を冠して新ジャンルを形成している。

とはいえ、多くのユーザーにとって、アウトドアでのアクティビティは非日常的な体験だろう。毎日のことではなかったりする。では、このSmart Outdoor Watch「WSD-F20」をオンビジネスなどの日常的なシーンで使ってみるとどうなのか。そこには “スマート” と冠するだけの実用性の高さがあった。

 

■アウトドアでの実力はスゴいのひと言

まずは、まさに得意分野であるアウトドアシーンでの役立ちぶりを見てみよう。カラーマップを表示でき、軌跡、移動距離、標高、気圧などの情報を手軽に取り込め、さまざまなアクティビティでサポートをしてくれる。

▲GPSと連動するLOCATION MEMORY機能により、行動の軌跡や特定地点のマーキングなどが簡単に行える。省電力の内蔵GPSを使用するため、スマホのバッテリー消耗を抑えられる点も魅力だ

 

▲地図のデザインも多彩。使用目的に合わせて使い分けたい。またこの地図は、事前に目的地周辺のデータをダウンロードしておくことで、現地でオフラインでも使える

 

▲ケース右側にあるTOOLボタンを押すだけで起動する標準装備の各種ツール。方位、高度、気圧、日の出/日の入りの計測や、タイドグラフ、活動グラフといった行動記録確認用ツールも用意されている

 

たとえば、トレッキングなら、事前にダウンロードしておいたマップを電波の届かない場所で表示したりマーカーをつけたりができ、登山、トレッキング中に欲しい情報をまとめて教えてくれる。

フィッシングやトレッキングなどでは気になる、日の出時刻のカウントダウン機能も実用的。

 

フィッシングでは、潮汐情報や釣りに適したタイミングの計算もユニークな機能だ。釣れたポイントをマークし、釣果を時間や気圧などとともに記録できる。

サイクリングのときには、走行ルートの記録、走行データの計測やペース管理まで任せられる。

ゲレンデでも大活躍。標高の確認がお手軽で、滑走距離や最高速度の記録、滑走数や滑走時間のデータ収集と、まるで手厚いトレーナーがついているかのようだ。

 

>> 「PRO TREK Smart」脅威の実力の詳細はこちらもチェック

 

しかし、「WSD-F20」をこれらアクティビティだけに使うのはあまりにももったいない。機能性の高さは、日常シーン(もちろんビジネスシーンも)でも役に立つものばかりだ。2世代目になり、より使いやすくなっている点も見逃せない。ではこの「WSD-F20」になり、どのような活躍ができるのか。7つのポイントで見ていこう。

 

①iPhoneとの連携も可能に!

アウトドアシーンを想定したこのスマートな腕時計は、実は普段使いでも高い実用性と信頼性を発揮する。特筆すべきは、この第2世代から“Android Wear 2.0”を搭載していること。腕時計単体で完結できるタスクも増えてポテンシャルが大幅に向上しているのだ。

 

②GmailやLINEの返信もソフトキーボードでラクラク

OSのアップデートによる恩恵は入力操作に現れている。これまで日本語入力は手書きか音声入力でしかできなかったが、2.0になりソフトウエアキーボードも使えるようになった。これまでのスマートウォッチといえば、スマホのリモート表示デバイスとしてのイメージが強かったが、手元の腕時計で迅速に返信できるようになった。

▲ソフトキーボードになり、手書きより断然早く打てるようになった! 「Google日本語入力」をインストールすることでテンキー表示でのフリック入力も可能だ

 

③時計とイヤホンを直で接続

なんでもこなせるスマホではあるが、常にスタミナの不安とは背中合わせ。「WSD-F20」ならスマホのバッテリー節約にも貢献する。「Google Play Music」でダウンロードした楽曲は、スマホを介さず楽しむことができるのだ。ワイヤレスイヤホンを用意してBluetoothでペアリングするだけ。毎朝のジョギング時などにも便利そう。

▲「WSD-F20」に音楽を直接ダウンロードすれば、スマホを介さず時計とイヤホンだけで完結する

 

④手元のマップで知らない街でも迷わない

電波の届かない秘境ですら使用可能なロケーションメモリーは、街中だとまた違った使い勝手の良さがある。腕時計の画面だけで現在地がわかる正確なマップが出るため、アウトドアシーンよりも注意が必要な“歩きスマホ”から脱却できる。さらに事前にマップをダウンロードしておけば、オフライン+GPSモードでスマホのスタミナが温存できる。それでいて、マーカーや軌跡もきちんと設定できるわけだから、気になるスポットがあっても逃さない。もちろん、ビジネスで外出した先を分類したりするのにも便利だ。さらにそのデータを分析して、外回りの効率化を図ることも可能になる。

▲「Location Memory」でのマップ表示。携帯を手にすることなく手元で表示出来る。

 

⑤日々の活動量計としても使える

その日の行動記録を振り返り、達成感を味わえるのはアウトドアシーンだけではない。身に着けているだけで、移動距離、時間、ルートなどを記録できるので、日常生活におけるウォーキングで健康に気遣う向きにも最適。設定した距離ごとに通知できるから、ビジネスでの外回りに忙しい日にはペース管理もサポートしてくれる。

▲「GoogleFit」をインストールすれば、着けているだけで歩数計としても働いてくれる。もちろんサイクリングやランニングでも、時間や距離などを記録。毎日の記録を意識せずに取れるのはうれしい

 

⑥物理ボタンが付いているのは大きな利点

タブレットはおろかスマホと比較しても、スマートウォッチの画面サイズは圧倒的に小さい。それは避けがたい宿命で、どうしてもタッチパネルの操作性に反映される。信頼性を重視する設計の“SmartOutdoorWatch”には3つの物理ボタンをレイアウト。真ん中に“電源ボタン”が配置され、ボタンガード越しに、上に“TOOLボタン”、下に“APPボタン”となっている。上下の2ボタンにはよく使うアプリを設定できる。たとえば、“TOOLボタン”には消費カロリーや歩数などの活動グラフ、“APPボタン”にはマップといった具合。地図の拡大縮小ができるところもうれしいポイントだ。

 

⑦バッテリー消費を意識させない二重液晶

タフなスタミナも魅力。多機能なスマートウォッチにとってもバッテリーの持続力は重要なファクターだ。そのソリューションとして採用されたのが、カラー液晶とモノクロ液晶による二重構造。“カラー表示オートOFF”に設定しておけば、操作をしていないときは、モノクロ液晶のデジタル時刻表示に自動的に切り替わる。最大の持ち味であるGPSのトラッキング機能をバッテリー優先の設定にしておけば約25時間のバッテリー持続力をマーク。まる1日分の行動をきっちり記録できるというわけだ。

 

ハイレベルな多機能性をそなえたアウトドア仕様のスマートウォッチであれば、日常使いの腕時計としての用途も広がるというもの。ビジネスのオンオフを問わず、どんなライフスタイルにも活躍してくれること請け合いだ。なんでもこなせる“Smart Outdoor Watch”だからこそ、考えようによってはさまざまな活かし方ができる。

“Smart Outdoor Watch”の第2世代として登場した“PRO TREK Smart”「WSD-F20」。アウトドアシーンを想定した高度な機能性を搭載しながら、二重液晶構造で驚異的なバッテリーも両立している。そんなスマートウォッチを休日のアクティビティだけで使うなんてもったいない。日々の暮らしの中でも相棒になってくれること間違いなしだ。

※AndroidとiOSでは対応機能に違いがあります。詳細は下記まで

>> カシオ計算機「PRO TREK Smart」

 

(取材・文/加藤亮介 写真/園田昭彦)

この記事のタイトルとURLをコピーする