いきなりワタクシゴトで大変恐縮ですが、最近ちょっと気になることがあるんですね。若い頃と違ってシャツなんかもあんまりシワシワだとみっともないなーとか、ライターという仕事柄、自宅でタバコを吸いながら朝まで原稿書いてて着替えもままならずに出かけたりすると、洋服についたタバコのニオイも気になるし……。これから忘年会シーズンと年末進行もやって来るので、これ以上ヒドいことになってはイケナイ!ということもあり、ちょっとスタイリストさんに相談してみたわけです。
■シワ伸ばしだけでなく、スチームでニオイ対策も!
宇田川さんはこの道10年というスタイリストさん。ファッション誌やCM、ドラマなどの撮影現場で幅広く活躍されています。例の悩みをツラツラと相談すると、「いいモノがありますよ!」とオススメしてくれたのが、パナソニックの「衣類スチーマー」でした。
「スタイリストという仕事柄、『衣類スチーマー』は手放せない商売道具です。撮影では何種類もの服を次々に着てもらって進行することが多く、衣服を運ぶときについたシワや、たたみジワなどがあると、ハンガーにかけて衣装を手早くパッパッとシワ取りする必要があります。そこで活躍するのが『衣類スチーマー』なんです。特に男性の場合、アイロン台を出してアイロンをかけるのって大変だし億劫ですよね。それに出勤の前なんかだと時間もなかったりしますが、『衣類スチーマー』だと、ハンガーにかけたままで手早く使うことができるので、かなり楽です」(宇田川・以下略)
あ、それならめんどくさがりの僕でも大丈夫そうです!
「シワを取るだけでなく、ニオイ対策にも力を発揮してくれます。スチームが汗の成分を飛ばしてくれることで、ニオイを抑えることができるんです。撮影でモデルさんが汗をかいた場合でも、スチームを当ててから返却します」
衣類スチーマーってそんなに便利なんですね! でも、どうしてその中でパナソニック製品を?
「パナソニックの製品は立ち上がりが早いのがオススメポイントですね。電源を入れてから使用OKになるまでの時間が約24秒で、とても早いんです。これも忙しいビジネスパーソンにはありがたいですよね。パワフルなスチームが連続して出続けるのも時短になります。それと、軽くてコンパクトなのもいいと思います。ハンガーにかけた服に当てるので、重いと腕が疲れますからね。僕らスタイリストはそのせいで右腕に筋肉がついてるくらいなんですが(笑)。またデザイン的にも、持ちやすくていいと思います」
いいとこづくしじゃないですか! 僕の悩みもパナソニックの衣類スチーマーで一発解決できそうです。ではここから、実際に衣類スチーマーを使える意外なアイテムと、そのテクニックを教えてもらいます。
▼宇田川さんオススメ!衣類スチーマーの使い方①
「ニット・ウール製アイテム」
ニットのセーターやキャップ、マフラーなどのニオイ対策にも最適。「ただしウール製品などは直接当てると繊維が溶けてしまうので、アイロン面を離してサッとスチームを当てるようにしてください。スチームがパワフルなので、距離があっても効果に関しては問題ありません。素材によって距離を調節してください」
▼宇田川さんオススメ!衣類スチーマーの使い方②
「コットン製アイテム」
洗うとなると何かと大変なスニーカーやバッグなどのコットン製品にも、衣類スチーマーが大活躍。ワイドでパワフルなスチームにより、手軽に使えるのがうれしい。履いているうちに、どうしてもニオイがこもってしまうスニーカーも、お出かけ前にスチームをサッと当てるだけで、履き心地までスッキリ!
ただ注意点として、「コットン系の製品は直接当てると表面がツルツルになってしまうので、当て布をするといいでしょう」とのこと。アイロン用の当て布は、100円ショップなどでも入手可能。
■スーツやシャツの手入れに便利なテクニックとは?
普段はTシャツにコットンシャツというような、いい加減な服装で仕事をしているんですが、取材先や仕事内容によってはキッチリとスーツを着用しなければならないこともあります。そういう時も困るんですよねえ。着た後に洗っただけで干しておいたシャツはヨレヨレ。スーツもたまにしか出さないから、今いちシャキッとしないような……。こういう時にも衣類スチーマーの出番ですか、宇田川さん?
「こういう時こそですよ!(笑) ビジネスシャツはハンガーにかけたまま片手でスチーマーを、もう一方の手でシャツの裾を軽く引っ張りながら、アイロン面を当てて、ゆっくり滑らせるだけでビックリするぐらいシワが取れます。アイロン台でかける場合、身ごろをキレイにした後に袖に移ると、身ごろの方にまたシワができたりしますよね」
▼宇田川さんオススメ!衣類スチーマーの使い方③
「ハンガーにかけたままでスチームアイロン」
ああ、ウチなんか狭いので、なりがちです!
「でもハンガーにかけたままだとその心配もありません。また、買ってすぐのシャツやクリーニングから返ってきた直後は、袖口がビシッとプレスされていますよね。その場合も折れ線のところから袖口全体に衣類スチーマーを当てることで、丸みを持たせることができます。ミトンを使うとやりやすいですよ」
▼宇田川さんオススメ!衣類スチーマーの使い方④
「シャツの袖に丸みをもたせる」
あっ、確かに! 袖口に丸みがあるだけで着た時の印象が全然違いますね!
「スーツについても、ラペル(襟)の部分にフワッと丸みがあると高級感を演出できます。ラペルの部分を一度立てて、裏側にスチームを当てると、フワッとさせることができます」
▼宇田川さんオススメ!衣類スチーマーの使い方⑤
「スーツの襟元を立体的にする」
ホントだ! チョイ悪オヤジみたい!(何かを勘違いしています)
「余裕がある時や素材によっては、アイロン台を使って通常のアイロンと同じように使うこともできます。その際、服に当てるアイロン部分がフラットになっているので、特に男性の衣服には使いやすいですし、スタンドがついているので置き場所にも困らないですね。使う人のことを考えた親切な作りだと思います」
いやあ、繰り返しますけどいいとこだらけですね! 僕、パナソニックの衣類スチーマーで男として生まれ変われる気がします!
(取材・文/高崎計三、写真/下城英悟、スタイリスト/宇田川雄一)