20代〜30代前半の男性にも美容ケアの意識が高まっているという。そうしたニーズを背景に、パナソニックからカミソリシェーバー「ラムダッシュ」や「濃密泡ブラシ」、「ボディトリマー」の最新モデルがリリースされた。そこで、メンズ向けボディケアの三種の神器ともいえる、この3モデルを、肌を多く露出する総合格闘家の矢地選手に、実際に使ってもらった!
使ってもらったのは、次代を背負うホープとして最有力視される総合格闘家、矢地祐介選手。昨年末の格闘技イベント『RIZIN(ライジン) FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 Final ROUND』では、レジェンドファイターの五味隆典選手を、激闘の末に三角絞めで破っている。
■試合や記者会見など、身だしなみで気をつけていること
来る2018年5月6日には『RIZIN.10』というビッグイベントを控え、徐々に追い込んでいく時期だと語る矢地選手。そろそろ減量も始まる時期だとはいえ、リラックスした表情で話をしてくれた。
「減量中は、生活を規則正しくして、食べるものも栄養を考えるので、肌の艶がよくなるんですよ。むしろ減量までの今の時期が、肌のケアをしなきゃいけないんですよね。今は食べたいものが食べられるから、好きな肉とかをガツガツ食べています。そうすると僕は、吹き出物が出やすくなって困っちゃいますね」
選手としての注目度も上がり、メディアで取り上げられる機会も多くなってきている。できるだけ清潔なイメージを保ちたいというのが矢地選手の本音。“格闘家=肌のことなんか気にしないのがオトコ”という構図は、今やない。
■顔へのダメージケアはどうしている?
相手との接近戦では、顔などに怪我を負わさせることも少なくないはず。実際に顔へのダメージを受けた時、試合後にどんなケアをしているのか?
「大きなアザとかは、もう仕方がないですよね。軟膏やクリームを塗ったり、目にパンチをもらってアザになったときには、サングラスをして目立たなくするくらいです。
とはいっても、普段から洗顔はマメにするようにしています。だいたい使う洗顔料も決まっていて、泡立ちの良さを重視して選んでいます。メッシュ地の泡立て器を使って、よりフワッフワな泡を立てて洗ってますよ(笑)」
■「きもっっちいぃ〜〜〜! ず〜っとやっていたいくらい」
洗顔時には泡を重視するという矢地選手。これ幸いと、さっそくパナソニックの「濃密泡ブラシ ES-MC31」を使ってもらうことにした。
今回は、プレシェービングに最適な「サロンシェービングブラシ」を付けていざ体験! 本体背面にある蓋を開けて洗顔料を入れ、ブラシの方から水を少量注ぎ込む。あとは電源をONすれば、ブラシの中心部からモコモコと泡が出てくる。出てくる泡を「出てきた出てきたぁ〜」と盛り上がる矢地選手。
「これでもう付けてみていいんですか?」と聞きながらも、既に泡を頬に付けはじめてしまっている。
「おぉ……おぉ……これは気持ちいぃ」と、堪らない、という雰囲気で「気持ちい!」を連呼。円を描くようにゆっくりと動かすように促すと、「なんか人にやってもらってるみたいっすねぇ……ホント、バーバーでやってもらっている感じ」と、思わず笑ってしまうほどに気持ちいいという表情。
その後一旦、水で流してもらい、また戻ってくると「いやぁ、いつもよりもサッパリしますね。ツルツルな感じがいいです。いつもよりも無駄な汚れが取れているっていうのが実感できます」と、ニコニコしながら話をする。
矢地選手には、撮影のために何度か試してもらったのだが「ぜんぜん気にしないでください。すっごく気持ちいいから、何度でもやりますよ! むしろ、ず〜っとやっていたい」と、まったく嫌がらない。
それだけ、「濃密泡ブラシ」の気持ちよさを実感してもらった。でも、一つ注意が必要なのが、気持ちよすぎるからといって、「ず〜っとやる」のは肌にNG。ほどほどにお願いします!
■「肌ざわりがソフトで剃りやすいですね!」
矢地選手には「濃密泡ブラシ」でシェービング用の泡を付けてもらい、そのままカミソリシェーバー「ラムダッシュ ES-ST8Q」を使ってもらうことに。
ヒゲが細い上にあまり生えないから、頻繁にヒゲを剃る習慣はないらしいが、身だしなみを考えると、興味がないわけではないという。むしろ、慣れないT字カミソリは、肌を傷つけないかという不安もあり、電気シェーバーを1台持ちたいなと思っていたところだとのこと。
実際に試してもらうと……
「泡を付けているっていうのもあるでしょうけど、肌ざわりがソフトでいいですね。優しく剃ってくれているって感じです。肌に触れる感じが柔らかいんですよね。繊細だけどパワフル!みたいな。ゴリゴリ剃れるんだけど……やさしいっていうか……」
そう言いつつ頬を剃り終えて、顎下に進んでいく。顎は顔の形状が複雑なので、より繊細な動きができるよう “ペンを持つように” 構えるのがお薦めだ。
「顎もシェーバーのヘッドが、しっかりとフィットしますね。それに持つところがスリムだから……というか太すぎず細すぎずで持ちやすい」
シェービングの体験の後、使う順は逆になってしまったが、同機の泡メイキングモードを体験してもらった。そう、「ラムダッシュ ES-ST8Q」にもシェービング用の泡立て機能があるのだ。
使い方は簡単。手のひらに洗顔料を載せて、少量の水を掛ける。次に、ラムダッシュの電源ボタンを駆動音が変わるまで(約2秒)長押しする。泡メイキングモードに変わったら、手に載せた洗顔料と水にラムダッシュのヘッドを軽く押しつけ、円を描いたり、空気を含ませるように上下に動かしたりすると、約15秒ほどでシェービング用の細かい泡が立ってくる。
「これは便利ですね。濃密泡ブラシでシェービング用の泡を作るのも良いけど、ラムダッシュだけでも手軽にできるのはうれしいですね。
基本、めんどくさがりなんで、これでシェービング泡を作って、そのままガッと顔に塗って剃っていけるのはいいですよね。普段はこっちで作って、休みの日など、ゆっくりできる時には濃密泡ブラシで、ふわっふわの泡を作ってリッチな気分を味わうっていうね(笑)」
■「チクチクしない長さに揃えられて使いやすいっす」
水泳選手が、少しでも水との摩擦を減らしてタイムを縮めるため、体毛を剃るというのは有名な話。寝技などでマットや相手の肌との摩擦も多そうな総合格闘技では、どうなのだろう?
「髪の毛がマットと擦れて“ブチブチ”って切れることはよくあります。体毛はそれほど……。練習中や試合中に気になることはないですね。すね毛は薄くなっているところがあるので、きっとマットと擦れて抜けちゃうんでしょうね。
アンダーヘアについては、ケアしていますよ。ケアっていうほどではないけど、擦れることがないよう、ハサミで短くしています」
これまではハサミでやってきたという矢地選手。最新の「ボディトリマー ER-GK70」を手にしても、それほど興味はなさそう……。だが、製品の説明が「長さそろえアタッチメント」のことに進むと、まさに身を乗り出して耳を傾けた。
「長さそろえアタッチメント」は、カットする毛の長さを調節するもの。アタッチメントを付け替えることで、2/3/6/9mmの長さで刈り揃えていけるのだ。
「それはいいっすねぇ。2mmだと、ちょっと短すぎますけど、6とか9mmくらいだったら、競技用のアンダーパンツを履いてもチクチクしないですもんね。それ、いいっす!」
実際にアンダーケアの体験はしなかったが、スネ毛で少し試してもらった。
「サラサラっていう感じで剃れていきますね。ほとんど“切っている”っていう感じがしなくて、安心して使えます。アンダーヘアも、ハサミで切っていくよりも色々と良さそう(笑)」
■ササッと短時間に仕上がりよくケアできるから、ぜひ欲しいです!
美意識が高い方ではないという矢地選手だが、人気とともにメディアに登場する機会も多いため、清潔感は保っておきたいという。
「特に濃密泡ブラシとボディトリマーは、欲しいと思いました。今までは、どちらもそんなに興味なかったんですけど、使ってみると気持ちよかったり便利だったり。ササッと短時間でケアできて、なおかつ手でケアするよりも仕上がりがいいですからね。ぜひ使いたいです」
>> パナソニック「濃密泡ブラシ ES-MC31」
>> パナソニック「ラムダッシュ ES-ST8Q」
>> パナソニック「ボディトリマー ER-GK70」
(取材・文/河原塚英信 写真/田口陽介、RIZIN提供)