5月中から都内で真夏日を記録するなど、日本ってだんだん暑くなってないですかね? そうでなくとも夏が近づいて、気温も湿度も上昇。思わず冷たい飲み物に手が伸びる季節になってきました。中でも最近は炭酸水を好む方が増えてきているようで。シュワシュワした刺激がありながら、糖分ゼロで体にも優しいということで、自分も愛飲しております。
炭酸水の人気が増す中で目にするようになったのが、家庭で手軽に楽しめる炭酸水メーカー。水はもちろん、様々なドリンクをソーダ化できる優れものは日本の家庭でもだんだん一般的になってきています。
■日本向けにローカライズした新製品が登場!
その炭酸水メーカーで世界ナンバー1のシェアを誇るソーダストリーム株式会社から、新作マシンが登場しました。その名も「SodaStream mini」。日本限定モデルとして9月に発売されるこの最新機種、その最大の特徴は名前の通り、小さいこと。同社の既存製品「Spirit」よりも高さが7cm低くなっており、コンパクトなボディは、欧米ほどの余裕がない日本のキッチンに置くのに適した仕様になっています。
といっても、機能までminiになったわけではありません。ボタン一つであっという間に炭酸水が作れて、さらに炭酸の強度が3段階で選択できる……という、ソーダストリームの炭酸水メーカーが持つ利点はそのままに、サイズだけがコンパクトになっているのです。日本国内では今、炭酸水メーカー市場の成長率が、カナダと並んで世界でもトップ2となるほど人気が急騰していますが、家庭における浸透度はまだたったの1%。ですが、この「mini」の登場でそうした状況も変わってきそうです。
■公式アンバサダーがソーダストリームを猛烈アピール!
6月5日には、都内で「SodaStream エキサイティング生炭酸 2018」というイベントも開催。ブランドアンバサダーとして同社のCMに登場している、アンジャッシュ渡部建さんが登場し、炭酸水についてのプレゼンを行いました。ソーダストリームで作った炭酸水を「いいですね! 新鮮でフレッシュ!」と絶賛。ハイボールを飲んで「のど越しが全然違いますね。強炭酸!」と激賞。さらに炭酸水で炊いたごはんを食べて「信じられないくらい、もちもちでふっくら。お米も瑞々しくておいしい!」と、その味を堪能。思わず熱の入るプレゼンとなりました。
同イベントには、ソーダストリーム社のグローバルCEOであるダニエル・バーンバウム氏も登場。同社の生産拠点であるイスラエルの工場からライブ中継で渡部さんとトーク……と思いきや、約9000kmの距離を一瞬でワープして?、ダニエル氏がステージに現れるというサプライズが用意されていました。
イベントの翌日、6月6日には、ダニエル氏自らが都内で自社製品のプレゼンを行いました。集まった報道陣を前に行われた約45分のプレゼンでは、ソーダストリーム社が世界一の炭酸水ブランドであり、過去9四半期で16%と、飲料業界で一番の成長率を誇っていること、株価もうなぎ登りで現在の総資産は20億ドルであることなどを説明。同社のブランド力の高さを印象づけました。
■ペットボトルのゴミ問題へ積極的に取り組む
そして、炭酸水メーカーの利点を列挙。
①利便性……ボトル詰めの炭酸水を購入すると、運搬するのが重くて保管場所も必要だし、飲んだ後はボトルを捨てなければなりませんが、そうしたものが全て不要です。
②健康的……炭酸水メーカーを持っている家庭では、そうでない家庭に比べて水を飲む量が43%増えます。炭酸水を飲むことを習慣づければ、砂糖や添加物を摂取せずに済み、体にも優しいのです。
③経済的……炭酸水メーカーで炭酸水を作れば、かかるコストはボトル1本あたり18円ほど。市販のボトル入り炭酸水を購入するのに比べれば、かなり節約になります。
④環境面……炭酸水メーカーの専用ボトルは約3万リットル分、繰り返して使用できます。これによってペットボトルのゴミを大幅に減らすことができ、地球環境を破壊せずに済むことになります。
ダニエル氏は上記4つの利点のうち、「4番目の環境問題が個人的には一番大事」として、環境問題についてさらに言及しました。世界中で毎日大量に使用されているペットボトルのゴミがいかに環境を破壊し、自然や生物に悪い影響を与えているかを、画像や動画を使って説明。炭酸水メーカーが世界中でもっと普及して、ペットボトルのゴミを減らすことができれば、こうした問題も解消されていくのは間違いありません。ダニエル氏の熱弁ぶりから、氏が、また同社がいかに本腰を入れて環境問題に取り組んでいるかが、明確に伝わってきました。
■多彩な味わいに、まだまだ可能性を感じる炭酸水
またダニエル氏は、「日本の人々は、他の国にはない炭酸水の使い方を教えてくれます」と、炭酸水がここ日本で思わぬ展開を見せていることにも驚きを隠せない様子でした。実はそれが生かされていたのが、前述の渡部建さんのプレゼン。「炭酸水でごはんを炊く」というのは、世界ナンバー1の同社でも思いも寄らない使用法だったようです。「今や有名シェフも炭酸水でごはんを炊いていて、そのおかげで炊きあがりがつやつや、ふっくらになると喜ばれています」とダニエル氏。
また、ウィスキーを炭酸水で割ったハイボールが日本で大流行していること、天ぷらやかき揚げ(ダニエル氏の大好物とか)も炭酸水で揚げることでよりクリスピーになること、洗顔や洗髪に使えば美容にもいいことなど、日本で教わった利用法は多岐に及んでいます。
プレーンな炭酸水だけでなく、フレーバーをつけて味わうことも可能です。同社から別売りされている専用シロップを加えることで、ソーダを自由自在にアレンジできます。シロップにはコーラ、ジンジャーエール、アップル&ピーチ、オレンジなどの種類があり、市販の炭酸飲料よりもカロリーは抑えられているので、安心して楽しむことができます。新鮮フルーツを使ったスムージーに炭酸を加えることもでき、楽しみ方は多種多様。お子様のおやつタイムにも活躍します。
おいしい炭酸水が家庭で手軽に楽しめて、家計や健康、さらに環境にも優しいソーダストリーム社の炭酸水メーカー。さらにダニエル氏自ら「カワイイマシン」と表情をゆるめる日本限定の「SodaStream mini」が登場したことで、国内での認知度もさらに上がっていきそうです。これからさらに暑くなるこの季節、毎日炭酸水でリフレッシュ!してはいかがでしょうか?
>> ソーダストリーム
(取材・文/高崎計三)
ベースボール・マガジン社、まんだらけを経て現在は(有)ソリタリオ代表。プロレス・格闘技を中心とした編集業をスタートに、編集&ライターとしてさまざまな分野で活動(というよりクビを突っ込む)。Mac歴23年。興味の範囲はプロレス&格闘技(見る方)、音楽(聴く方)、特撮(見る方)、漫画(読む方)など