パナソニックの乾電池「エボルタNEO」。ギネスも認めた世界No.1(※1)の長もち性能を誇るこの乾電池の持てるチカラを証明するため、毎年過酷なチャレンジを続けていることは、CMなどで見て知っている人も多いのでは。
そんな“エボルタNEOチャレンジ”が今年は11月10日に行われると発表されました。2008年の第1回では、エボルタくん(当時は乾電池「エボルタ」を使用)がグランドキャニオンの絶壁を単3形乾電池2本だけで登りきりました。10回目となる昨年は、動力となる乾電池を新商品の「エボルタNEO」に変え、ノルウェーのフィヨルド断崖約1,000mを登頂しました。他にも東海道五十三次を走破したり、1トンにもなる鉄道車両を動かしたりと、これまでさまざまなチャレンジを行ってきましたが、11回目となる今年の舞台は海! 水での挑戦は4回目となる2011年のトライアスロン以来となりますが、今回は最初から最後まで海。そう遠泳です!
■エボルタNEOくん遠泳ver.が挑戦!
今回の挑戦者は、昨年に引き続きエボルタNEOくん。世界的なロボットクリエーター高橋智隆氏の手によって生み出された乾電池で動く小さなロボットが、遠泳ver.に設計され海を泳ぎます。
今回のチャレンジにあたり各所を防水処理されたエボルタNEOくん。手でひょいっと持てるほど小さい身長約17cmのロボットが、長さ約35cmのボードに乗り、腕を回して水をかきながら進んでいきます。動力はもちろん単3形エボルタNEOが2本だけ。
そんなエボルタNEOくんが目指すのは、世界遺産である広島の宮島・厳島神社。対岸となる宮島口(広島県廿日市市)からスタートし、厳島神社の大鳥居まで約2.5kmを泳ぐことになります。
泳ぎきればギネス世界記録™に認定されるこのチャレンジ。エボルタNEOくんの身長が約17cmということは、170cmの人の1/10。となると2.5kmの遠泳は、人間でいうと25kmになるわけです。それを単3形乾電池2本だけでやりきろうというのだから、過酷なことは間違いありません。しかも相手は海。自然条件も関わってくる舞台でのチャレンジには、いつもながらによく思いついたなと感心してしまいます。
はたしてエボルタNEOくんは無事成功してギネス世界記録™達成となるのでしょうか。
■えっ、現地集合なの?
実は今回のチャレンジにあたり、エボルタNEOくんはどうも現地集合を言い渡された模様。今年はパナソニック創業100周年、そして乾電池エボルタが誕生して10年という節目の年になるということで、日頃の愛顧に感謝して、大阪府守口市にあるパナソニックの乾電池工場からチャレンジのスタート地点である宮島口まで、約400kmを自力で移動することになったんだとか。
チャレンジ内容が発表された9月25日に守口の工場を出発したエボルタNEOくんは、本番となる11月の「エボルタNEO 世界最長(※2)遠泳チャレンジ」に向けて、ゆっくりと、でもしっかりと西に向かって日々進み続けています。
広島への旅の様子はエボルタNEOくん公式Twitterとニコニコ生放送で中継されているので、今どのあたりかなぁ、など気になる人はぜひ「エボルタNEO 世界最長(※2)遠泳チャレンジへの旅」でチェックしてみてください。今後の走行ルートMAPも掲載されていますよ。
■今回もきっとワクワクの連続!
2008年に始まった、乾電池の限界に挑むエボルタチャレンジは、これまで毎年続けられてきました。
2008年 グランドキャニオンをロープ登攀
2009年 フランスのル・マンサーキットで24時間耐久走行
2010年 東海道五十三次を走破
2011年 ハワイ島でトライアスロン
2012年 年をまたいで14日間連続バーベル挙げ
2013年 プラレール®長距離走行
2014年 秋田県の廃線跡で約1トンのオリジナル車両を動かす
2015年 高校生が作成した車両を世界最長距離(※3)動かす
2016年 琵琶湖で世界最長距離(※4)の有人飛行
2017年 ノルウェーのフィヨルドで1000m登頂
そして…
2018年 宮島・厳島神社への約2.5kmの遠泳
毎回、見る者をワクワクさせてくれるエボルタチャレンジ。今回の遠泳も、きっとハラハラとワクワクの連続なことは間違いありません。そしてはたして成功してギネス世界記録™を達成できるのか…。
今年のチャレンジ本番は11月10日。まずはエボルタNEOくんが広島まで無事たどり着けるよう応援しましょう!
※1:世界一長もちする単3形アルカリ乾電池として。ギネス世界記録™に2017年10月2日認定。IEC基準における全放電モードの平均値より。250mA 1日1時間放電 終止電圧0.9Vなど(温度:20±2℃、相対湿度:(55+20,55-40)%) ※2:Longest distance swam by a robot on a single set of AA batteriesとしてギネス世界記録™に2018年11月挑戦予定。 ※3:“Longest distance traveled by a vehicle on a railway track powered by dry cell batteries”として、2015年11月3日に認定。 ※4:Greatest distance travelled by a fixed-wing aircraft powered by primary dry cell batteries[一次電池(乾電池)で固定翼航空機が飛んだ最長距離]に挑戦。挑戦日:2016年11月6日。
(文/&GP編集部 円道秀和)