多彩なラインナップを持つG-SHOCKの中でも、ビジネスシーンに映える時計として人気を集めている「G-STEEL」。カーボンとメタルを巧みに組み合わせたスマートなデザインや、フルアナログ表示のクロノグラフながらスマートフォンとリンクできる機能など実用面が充実していることから、“洗練された大人に似合うG”と評価されているのだ。
そんなG-STEELは、シーンを問わず頼りになる時計でもある。美しさと機能性、そしてタフさも兼ね備えたこの最先端ウォッチには、大人の新定番となりうる確かな理由が備わっている。
先端素材“カーボン”をまとったG-STEELが、オンでもオフでも活躍する3つの理由
カーボン素材を用いたベゼルや、サブダイヤルに見られるメカニカルな意匠など、G-STEELはひと目で記憶に残るような存在感のあるデザインが特徴的だ。しかし、その内部には先進の機能が凝縮し、外見だけの時計でないことは明らかである。
スマホと連携した自動時刻修正やワールドタイマー、ソーラー充電システムなど、オン・オフどちらのシーンでも役立つ機能が充実。ビジネスからレジャー、海外旅行まで、あらゆるシチュエーションに見事に対応してくれる。今回はその万能ぶりを最新モデル「GST-B100XB-2AJF」を例に「フォルム」「機能」「構造」の3点からひも解いていこう。
1.洗練されたカーボンベゼルが、本物志向の男を演出!
G-STEELのコンセプトは、“異素材の融合によりメタルデザインの新境地を切り開く”こと。その象徴が、カーボン素材を用いたベゼルである。
東レの最先端の炭素繊維「TORAYCA」と、同社独自の「NANOALLOY技術」で強度を高めた樹脂を組み合わせ、剛性と美しさを兼備したベゼルを実現。衝撃に強い素材ながら、見た目も装着感もスマートで、スーツの腕元にもなじむ。
また、風防には傷に強く視認性にも優れるサファイアガラスを採用。洗練されたルックスながら、随所に実用的な素材を使うことで、見る人に内実伴う本物志向であることを印象付けられるだろう。
2.スマホと連携するから海外での煩わしい時間設定なし!
G-STEELが備える多彩な機能の中でも、日常的に便利さを実感できるのが「スマートフォンリンク」だろう。Bluetooth経由でスマホと通信し、1日4回の自動時刻修正を行うこの機能は、時計の本質である精度を現代の技術で追求したものだ。スマートフォンと腕時計とを連携させることで多彩な機能を利用でき、アナログの腕時計が一気に先進の腕時計へと変身する。
オン・オフを問わず、特に重宝するのは海外渡航時。一般的なアナログ時計では、海外の空港に着いたら現地時間に針を手動で合わせ直す必要がある。ところがG-STEELなら、スマホの世界地図や都市リストから任意の都市を選択するだけで、その都市の時刻がインダイアルに表示されるのだ。表示の入れ替えもワンタッチ。メインダイヤルに現地タイム、インダイヤルにホームタイムを設定することも簡単にできる。
海外でタイムゾーンを越える際も、現地時刻をワンプッシュで表示。サマータイムなど世界各国の時刻ルールを専用アプリを通じて時計に反映できるなど、海外で役立つ多機能性と手軽な操作性を見事に両立。海外でのちょっとした時刻合わせの煩わしさから解放されるのだ。
3.どこに連れて行っても安心!G-SHOCKシリーズならではのタフネス仕様
洗練されたフォルムと先進機能が目を引くG-STEELだが、G-SHOCKシリーズならではのタフネス仕様は健在。“Gの証”ともいえる中空構造と樹脂製緩衝パーツを内部に配置する「新レイヤーガード構造」により、外部からの衝撃の伝達を緩和するとともにモジュール自体の耐衝撃化を実現。14.1㎜のスリムなケースでも内部をしっかり保護してくれるのだ。
また、蛍光灯のわずかな光でも発電し、負荷のかかる各種機能を安定的に駆動させる「タフソーラー」や、暗所での視認性を確保するLEDライト、日常の水仕事からウォーターアクティビティまで多彩なシーンで使える20気圧防水など、どんな状況でも頼りになる機能も充実している。シーンを問わず信頼できる性能。これもG-STEELが新たな定番ウォッチだと確信させる要素である。
■印象の異なる別モデルもラインナップ
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G-STEELのキャッチコピーは、“Bluetooth搭載タフネスクロノグラフ”。
美しさと強さを兼ね備えるカーボンをまとったフルアナログ表示のG-STEELは、見た目以上に先進の機能を内包。オフにタフさを、オンで機能性を実感できるはずだ。
(文/高橋 智、写真/岡村昌宏[CROSSOVER])