25年の時を経て、再び青く輝くFOSSIL「スターマスター」の魅力

現代のようにスマホやタブレットがなかった時代、それは不便でもあったけど、アナログの楽しさにあふれていました。特にお気に入りだったのは、古いSF映画。チープだけど夢が詰まったアイデアに満ちていたと大人になって思います。

ときどき、急にそんなレトロなカルチャーに浸りたくなるときってありませんか? ノスタルジックというか、デジタル全盛の今にあえて逆行したくなるような…。実は、たまたま見つけた腕時計が、そんな気分にさせてくれました。

1984年にアメリカ・テキサス州で誕生し、楽しくファッショナブルかつ親近感も備えた腕時計を数多く発表してきた人気ブランド・FOSSIL(フォッシル)から登場した「The StarMaster(スターマスター)」。あえて今、身につけたくなる理由を教えます。

■レトロポップな遊び心の詰まった逸品

FOSSILの軌跡とヴィンテージを愛するスピリットを体現した “アーカイブシリーズ” から、世界限定2000本の販売となるのが「The StarMaster(スターマスター)」です。90年代後半における必須ファッションアイテムだったその名前に、懐かしさを感じるミドルエイジの方も多いのではないでしょうか。

1994年に発売された「The StarMaster」は、ワンプッシュでダイアル全体を明るく照らすエレクトロルミネセンス(EL)バックライトを搭載。当時は携帯電話やノートPCが現在のような普及をしておらず、暗所での時刻確認の際にライトアップ機能を備えた腕時計は非常に重宝されていました。

宇宙の闇に浮かび上がる地球のように、暗闇で幻想的な青い輝きを放つ「The StarMaster」が爆発的な人気を獲得したのは自明の理。FOSSILを代表するモデルとして、今もなお多くの人の記憶に残る腕時計なんです。

25年の時を経て復刻された今回の「The StarMaster」は、視認性が高いアラビックインデックスに、ノスタルジックさを感じさせるクリーム色のダイアル。大きめのケースサイズが好まれる中、敢えて懐かしい37mm径(厚さ11mm)を採用するなど、随所に当時の「The StarMaster」をイメージさせる仕様になっています。

ケース素材はステンレススチールで5気圧防水を搭載、ムーブメントはクオーツ、ベルトは20mm幅のレザー製。代名詞ともいえるバックライトは現代風にLEDを採用しています。

■カラー違いの2モデルはどちらもスペシャルTIN缶つき

▲「LE1059」世界限定1125本、ステンレススティールケース、ブラウンレザーストラップ、風防:クリアカラー

風防とケースのカラーが異なる2種類のモデルが用意され、シルバーのケースにクリアカラー風防の「LE1059」は世界限定1125本、ブラックIPケースにアンバーカラー風防の「LE1084」は世界限定875本の販売。スペシャルTIN缶ボックスに入れられ、コレクターズアイテムやギフト用にもピッタリです。価格は両モデルとも1万7600円。

▲「LE1084」世界限定875本、ブラックIPステンレススティールケース、ブラウンレザーストラップ、風防:アンバーカラー

シンプルかつレトロな佇まいはビジネス、カジュアルの両シーンでも違和感なく装着可能。FOSSILの歴史が息づく「The StarMaster」で、コスモブルーの光を左腕に纏わせてみてはいかがでしょうか。きっと懐かしさだけでなく、新たな時計の魅力を発見できるはずです。

全国のロフト内にある修理工房併設のレディース/メンズ時計専門店「オンタイム」&「ムーブ」、ZOZOTOWN、フォッシル直営店及びフォッシルオンラインストアにて発売中です。

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>> フォッシル オンラインストア

(文/河西まさあき)

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