スマホやタブレット、パソコン、デジタルカメラなどのデジタル機器は年を追うごとに低価格化が進み、買いやすくなってきている。我々一般消費者にとってはうれしいことだが、一方でコモディティー(日用品)化に疑問を抱くこともある。
“満足感”を得られるPCが欲しい
スマホやパソコンなどの機器は、確かに「道具」のひとつだ。しかし普段から持ち歩いたり、毎日のように仕事や趣味などで使うものとなると、その愛着心は日用品の比ではない。コストパフォーマンスは重要だが、一方で所有感、その道具を持つことの満足感なども欲しい。靴や時計、ジャケット選びなどのように、PC選びにもとことんこだわりたいという人も多いのではないだろうか。
パワフルなCPUと高画質な大画面が次世代PCのスタンダード
カメラの高画素化、4K映像の普及などにより、大画面で処理能力にも余裕があり、写真や動画のデータもまとめて保存できる大容量ストレージが欲しいところだ。撮影した4K映像や、Hulu、Netflix、Amazon プライム・ビデオなどの動画配信サービスも、できるだけ大画面で視聴したい。
さらには「ハイレゾ音源」──CDを超える高音質を実現した楽曲なども、外付けスピーカーなしで高音質で楽しみたい……などなど、やりたいことを列挙していくとキリがなくなってしまう。
ここまでのニーズを満たすパソコンというと、以前は「デスクトップ」一択だった。しかし今や、これらのニーズをしっかりと満たすノートパソコンが登場している。それが富士通の「GRANNOTE(LIFEBOOK AH90/X)」だ。
「持つ喜び」と「使い心地の良さ」を追求した「GRANNOTE」
GRANNOTEの特長について紹介していこう。目を引くのがそのデザインだ。光沢のあるブラックの天板には細かいラメを含んでおり、黒御影石のような重厚感と色気を感じさせる。側面は開きやすさを追求し、指をかけやすいフォルムを採用している。天板を開くと現れるキーボード部分はシルバーのカラーリングになっており、そのコントラストも鮮やかだ。
美しい4K液晶タッチパネルを搭載
GRANNOTEは「見る・聴く・打つ」という3つの使い心地の良さを追求して作られたという。
まずは「見る」からいこう。ディスプレイには、傷が付きにくく衝撃に強い旭硝子製の強化ガラス「Dragontrail®」を採用した15.6型のタッチパネル式4K液晶(3840×2160ドット)を搭載。
写真や動画の編集でもしない限り、15.6型のサイズに4K解像度は不要と思われる人は多いかもしれない。しかし実際に見てみると、決してそんなことはないことがよくわかる。まず文字などのジャギー(ギザギザ)が全く感じられないところが心地よい。
5型前後のスマホや7型程度のタブレットでもフルHD液晶が当たり前になっている現状では、15.6型で4K解像度がとても自然な成り行きに感じられる。
光沢ディスプレイだが、ユーザーの顔がはっきりと映り込むことはない。タッチ操作も快適で使いやすい。画面が15.6型と大きいこともあり、ブラウザーのタブを選択する場合などでも間違えずに使える。
ハイレゾ対応スピーカーを内蔵
続いて「聴く」──つまりサウンド関連について紹介しよう。一般的なノートパソコン内蔵のスピーカーは音質の低いものが多いが、GRANNOTEはオンキヨー製のハイレゾ対応ステレオスピーカーを搭載している。
ハイレゾ音源とは、CDの最大約6.5倍の情報量を持つ音源を指す。実際に聴いてみると、さすがにブックシェルフ型スピーカーほどではないが、高音域の解像感は一般的なノートパソコン内蔵スピーカーとは段違いに感じられる。
イヤホン出力端子もハイレゾに対応しているので、ハイレゾ対応のヘッドホンを接続すれば、夜でも好きな音楽を存分に楽しめる。
2016年3月31日まではGRANNOTEを含む富士通のハイレゾ対応パソコン購入者を対象に「富士通オリジナルハイレゾ音源プレゼントキャンペーン」を実施している。ハイレゾ音源に興味がある人は、そちらも併せてチェックするといいだろう。
打ちやすさを追求したキーボードと「ATOK」を搭載
キーとキーの間を離すことでタイプミスを軽減するアイソレーション設計のキーボードを搭載。薄く緑がかった透明感のある「プリズムクリアキー」を採用しており、バックライトを点灯すると暗い場所でもくっきりと文字が浮かび上がる。
キーストロークは約2.5mmとしっかりとした深さがあり、それぞれの指の力に応じてエリアごとにキーの重さを3段階に設定しているという。スペースキーなどの親指が押すキーは最も重く、「A」や「P」など小指で押すキーは最も弱くという具合に、キーボードの重さがエリアごとに分かれている。実際に押してみると、確かに「Q」「A」「Z」などは軽く、スペースや「変換」などのキーは重くなっているのがわかる。これなら長時間の入力も快適だろう。
日本語入力システムにジャストシステム製の「ATOK」がプリインストールされているのも嬉しい。変換性能の高さだけでなく、スマホで慣れている人の多い推測変換など多くの機能を搭載しているのも魅力で、抜群の使いやすさになっている。
高性能CPUや大容量メモリーの高スペックと使いやすさを両立
もちろん、基本性能も申し分ない。クアッドコアCPUのインテル® Core™ i7-6700HQ プロセッサー(2.60GHz、インテル ターボ・ブースト・テクノロジー2.0によって最大3.50GHzで動作)、デュアルチャネル対応のDDR4 SDRAMメモリーを標準で8GB搭載している。HDD容量は約1TBで、BDXL対応Blu-ray Discドライブも搭載している。写真や動画の編集などもラクラクこなせるスペックで、編集した動画をBlu-rayメディアに保存することも思いのままだ。
加えて特筆したいのが“操作感の良さ”だ。高スペックだけならどのメーカーにもできるかもしれない。だが、本機はキータッチやディスプレイの開け閉めといった、手に触れる部分の操作感に優れている。毎日使う道具として、満足感を得られる重要な要素だと思う。
オフィススイート「Microsoft Office Home & Business Premium プラス Office 365 サービス」もプリインストールしてある。フォトレタッチソフト「PhotoDirector 7 Ultra」や動画編集ソフト「PowerDirector 13 Ultra」、はがき作成ソフト「筆ぐるめ23」などもプリインストールしているので、買ってすぐに仕事の文書作成から趣味の画像編集まで活躍する。
PCは確かに道具のひとつに過ぎないかもしれない。しかし数年以上も付き合うからこそ、愛着を持つことのできる特別な道具として選びたいものだ。
●購入は富士通直販サイト WEB MART http://www.fujitsu-webmart.com/
●富士通製品情報ぺージ GRANNOTE http://www.fmworld.net/fmv/ah_g/
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Intel、インテル、Intel ロゴ、Intel Core、Core Inside は、アメリカ合衆国および/またはその他の国における Intel Corporation の商標です。
(文/安蔵靖志)
ビジネス・IT系出版社で編集記者を務めた後、フリーランスに。総合情報サイト「日経トレンディネット」、「NIKKEI STYLE」などで執筆中。近著は「予算10万円以内! 本気で原音を楽しむハイレゾオーディオ」(秀和システム)。KBCラジオを中心に全国6放送局でネットしているラジオ番組『キャイ~ンの家電ソムリエ』にも出演中。