新たな世界へと旅立つとき、どんなに自信にあふれていても覚悟は必要だ。だから、いつも寄り添ってくれる存在がいれば心強い。そんなビジネスパーソンにとっての心を許せる相手とは、やはり今も昔も腕時計かもしれない。
朝起きて身支度をするルーティン。スーツ? ジャケパン? カジュアル? どのスタイルだとしても、最後に腕時計をはめることで出発の気が引き締まる。仕事モードをオンにするなら、気分を上げてくれる時計選びが重要だ。
■ビジネスシーンに最適な「WIRED」登場
アパレル、カルチャー、アスリートなど、幅広いジャンルとのコラボにも積極的で、2000年のデビュー以来、意欲的なコンセプトとデザインが、若年層に支持されている腕時計ブランド「WIRED」。
そんな「WIRED」の人気シリーズ「TOKYO SORA」に、ビジネスパーソン向けのニューモデルが登場した。従来の「TOKYO SORA」ではクロノグラフがラインナップされてきたが、今回の新作「AGAB410」は、従来のイメージを踏襲しながらも、ご覧のとおりのシンプルな表情を湛えている。
メタル素材を用いた文字盤の質感も大人びた印象。これならスーツスタイルで映えること間違いなしだ。
洗練されたルックスになろうとも、好奇心をくすぐる多機能性は継承している。それを如実に示しているのが、左右に配された3つのボタン。竜頭は省かれており、すべての操作系を3つのボタンに集約。多機能でありながらスマートなデザインも両立させている。
まずはBluetooth通信時刻修正機能。スマホ側のアプリと同期させておけば、24時間ごとに一度自動的に時刻を修正してくれる。もちろん手動での時刻同期も可能で、こちらも3時側のボタンを長押しするだけとお手軽。その成否を手元で確認できる受信結果表示機能は親切設計だ。時間厳守のビジネスパーソンにはうれしい限り。
ほかにも、パーペチュアルカレンダー機能(2100年2月28日まで)を内蔵し、ワンプッシュで秒針が日付を表示できたり、日常生活用強化防水(10気圧)を実現するスクリューバック、衝撃や磁界による針位置のズレの修正機能、夜間でも針やインデックスが見やすいルミブライトを装備したりと、過不足ない仕様となっている。
なかでも、ぜひ試してもらいたいのが、3分カウントダウンタイマー機能。1分ごとに針の挙動が変化しながら、反時計回りにカウントダウンしてゆく。いかにも「WIRED」らしい遊び心ではないか。
■オフにも手放せないパートナー
ビジネスシーンに相応しい落ち着いたデザインではあるが、もう一度よく文字盤の表情を見てほしい。メタル素材を活かした質感に、見る角度によって変化するグラデーションの美しさ。「TOKYO SORA」シリーズならではのデザイン性と遊び心である。
スーツスタイルに最適な質感であるのは前述のとおりだが、オフィスカジュアル、さらには休日のカジュアルなスタイルにおいても、ワンポイントのアクセサリーとして、カラフルで豊かな表情が存在感を発揮すること請け合い。
金属製の文字盤からもわかるとおり電池駆動式だが、約7年と長寿命なのでメンテナンスにも手間がかからない。いつでもどこでも装着していたい、タフで信頼できる相棒なのだ。
■インスパイアされたのは“東京の空”
カラーバリエーションは全4色。ブラックの「AGAB411」、レッドの「AGAB412」、さらに硬質コーティングを施したオールブラックの「AGAB413」というラインアップとなっている。時々刻々と変化する“東京の空”を表現したバリエーションであることは言うまでもない。
新世界へと羽ばたく覚悟ができたなら空を見上げよう。そして、そのときの気持ちを忘れずに一歩を踏み出すのだ。
(取材・文/加藤亮介、写真/江藤義典 スタイリスト/宇田川雄一)
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