これまで日本の美意識を腕時計で表現し続けてきた「プレザージュ」に、新たな4つの銘品が加わる。一見似ているようで個性の分かれる、そんなタイムピースの魅力を紐解いていこう。
時代は移ろえど、古き良きものはなくならない。時に形を変え、時に当時の姿のまま、作ったものの意志を受け継いでいく。
セイコーの「プレザージュ」から、このたび“Sharp Edged Series”が登場した。古来より、親しまれる麻の葉紋様をダイヤルに施し、伝統色「藍鉄」「常磐」「白練」「煤竹」という、4色の個性的な表情を、エッジの効いたケースに包むことで普遍的な美しさを体現。
ビジネスシーンに映える、そんな洗練された銘品たちの魅力と身に着け方を紹介しよう。
1. 視認性の高いゴールドの秒針が映える深い緑
セイコー
「プレザージュ SARX079」(11万円)
「常磐」と呼ばれる深い緑のダイヤルにゴールドの秒針を携えたシリーズ中で最も目立つ配色だが、麻の葉紋様のおかげでカジュアルになりすぎない上品さを感じさせる。自動巻き。SSケース、10気圧防水、ケース径39.3mm
衣装:バークレーのジャケット/6万9300円、ネクタイ/1万4300円、ニ ューヨーカーのシャツ /1万4300円(ダイド ーフォワード)、オリヒカのパンツ/7590円、ベルト/4290円(ORI HICA池袋東口店)
2. 男の色気を醸し出すピンクゴールド×ブラウン
セイコー
「プレザージュ SARX080」(11万円)
茶褐色の竹の色を表す「煤竹」色のダイヤルに、高級感のあるピンクゴールド色のケースが一際目を惹き、まさに大人の魅力を引き出してくれる相棒になりそう。自動巻き。SSケース、10気圧防水、ケース径39.3mm
衣装:ニューヨーカーのジャケット/8万6900円(ダイドーフォワード)、オリヒカのパンツ/7590円、シャツ/5390円、ネクタイ/4290円(ORIHICA池袋東口店)
3. 落ち着いた知性や品格を感じさせる藍色がかった鉄色
セイコー
「プレザージュ SARX077」(11万円)
洗練されたネイビー、ケースとブレスレットに施されたダイヤシールド(※SARX080は除く)は、表面を傷から守り、本シリーズを象徴する美しさと力強さを保つ。自動巻き。SSケース、10気圧防水、ケース径39.3mm
衣装:オリヒカのジャケット/1万9800円、パンツ/7590円、シャツ /4290円、ネクタイ /5390円(ORIHICA池袋東口店)
4. 静謐な表情の中に凛と光る青針へ目を奪われる高貴な白
セイコー
「プレザージュ SARX075」(11万円)
真っ白い練絹のような白色を指す「白練」は、生絹の黄味を消し去る技法を同じくそう呼ぶ。日本古来の伝統と美しさに惚れ込む、まさに清廉な一本だ。自動巻き。SSケース、 10気圧防水、ケース径39.3mm
衣装:ニューヨーカーのスーツ/8万6900円、ネクタイ/1万2100円(ダイドーフォワード)
>> セイコー プレザージュ
(文/三宅隆<&GP> 写真/江藤義典 スタイリング/宇田川雄一)